北海道医療新聞社

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週刊:介護新聞

2023年(令和5年)12月15日付

24年度介護報酬改定、全体像明らかに 社保審分科会審議報告案

 2024年度介護報酬改定の全体像が明らかになった。厚生労働省は11日に開かれた社会保障審議会介護給付費分科会に審議報告案を提示。人口構造や社会経済状況の変化を踏まえ、(1)地域包括ケアシステム深化・推進(2)自立支援・重度化防止に向けた対応(3)良質な介護サービスの効率的な提供に向けた働きやすい職場づくり(4)制度安定性・持続可能性確保―を基本的な視点とし改定を実施する。


思いに寄り添うケア大切 北海道が初期集中支援チーム員研修

 北海道は認知症初期集中支援チーム員フォローアップ研修をオンラインで開き、全道の同チーム員や地域包括支援センター・行政職員ら約230人が参加した。若年性認知症と診断されながら前向きに社会と関わり続ける当事者2人の講演を通し、当事者の思いへ寄り添ったケアの大切さにあらためて理解を深めた。


バリアフリー対応ノウハウ習得研修 接遇、NG行為学ぶ

 北海道観光振興機構の「バリアフリー対応ノウハウ習得研修」が開催された。11月下旬に観光介助士初級講座として札幌市内で開講。受託する日本UD観光協会が観光地などで高齢者、障害者に対応するための注意事項や心構えを解説。障害のある当事者も講師を務め車いす操作方法を学習、アイマスクと白杖を用いた視覚障害体験も行った。同研修は高齢者や障害者の観光受け皿整備を進める同機構のユニバーサルツーリズム推進事業。受講者は同協会認定資格の観光介助士を取得できる。12月中旬までに初級、中級、レンタカー業者向け、タクシー業者向けなど、対象者を変えて全5回を実施。


壁掛け式名刺フォルダー「ふぁみくるボード」発売 札幌市・TTB

 札幌市中央区で居宅介護支援事業所などを運営するTTBが高齢者宅に飾る壁掛け式名刺フォルダー「ふぁみくるボード」を製作・発売した。独居高齢者らの在宅支援に関わるものの互いに担当者名、連絡先を知らないことも多いケアマネや訪問看護師など専門職。ボードに名刺を入れておけば他職種担当者の連絡先が分かり、受けている介護サービスも確認できるなど、多職種連携深化に役立つほか、利用者親族からの問い合わせ、緊急時連絡先把握にも活用できる。


●介護新聞ニュースフラッシュ2023=3
●利用者2割負担対象拡大 対応案は示されず 社保審介護保険部会
●人員、設備、運営基準一部見直し 改正省令案への意見公募=厚労省
●運営基準見直し等の概要(案) 社保審分科会資料から
●小樽商大ビジネススクール 幹部・リーダー対象介護経営学 24年2月オンライン講座開講
●「時間軸」に沿い課題提示 全世代型社会保障構築会議 改革工程素案を公表
●医療情報ダイジェスト(姉妹紙・北海道医療新聞紙面から)


【人物】桜丘デイサービスセンター(士別市)高橋哲史管理者兼生活相談員
【企画】地域住民の交流拠点「麻生キッチンりあん」(札幌市北区)
【連載】●〇(まる)福連携2023 異業種との対話から福祉を探る=6
     一般社団法人福祉システム北海道 高橋銀司代表理事
     ●介護福祉事業所の人事労務戦略室―次世代リーダーを育てる!!=43
     社会保険労務士事務所ロームホーム 及川進代表
     ●いざという時、本当に役立つBCPをつくろう!=休
     奥村中小企業診断士事務所 奥村真一郎氏

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