北海道医療新聞社

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週刊:介護新聞

2023年(令和5年)10月20日付

24年度介護報酬改定議論 社保審給付費分科会

 厚生労働省は2024年度介護報酬改定に向け議論している第227回社会保障審議会介護給付費分科会で改定施行時期を論点に提示。現場職員や請求ソフト等製造・供給業者(ベンダ)の集中的な業務負荷を平準化するため、24年度診療報酬改定が6月1日施行に後ろ倒しされることに足並みをそろえる対応について委員の意見は分かれ、「必要性を感じない」「唐突感がある」など慎重な検討を求める意見が相次いだ。24年度改定に向けた基本的な視点案も示された。


北海道老健大会 入所直後からチームケアを

 北海道老人保健施設協議会の道老健大会が14日に札幌市内で開かれた。全国で医療機関・介護施設コンサルティングを行う三好貴之メディックプランニング代表取締役が講演で、老健に求められる在宅復帰支援、在宅療養支援は「チームケアで行うことが前提。特に入所直後にすることを増やしていくのがポイント」とアドバイス。目標を在宅復帰に置くのでなく、その後にどのような生活をしてもらうかというところまで目を向けることで退所後の通所、訪問につながり、利用者増や稼働率アップに結び付く考え方も示した。


地域包括ケア考える市民フォーラム=北見 住民支え合いが重要

 2023年度北見市医療福祉情報連携協議会市民フォーラムが同市内で開かれた。「ご近所同士の助け合いで地域包括ケアを考える」をテーマに同協議会、同市、市医療・介護連携支援センターが主催した。兵庫県北播磨県民局加東健康福祉事務所の逢坂悟郎所長(医師)が住民主体の支え合い活動の意義について講演。同市内で支え合い活動に取り組む2人が活動報告した。


8月末時点サ高住登録数 全国8234棟28万4154戸=高齢者住宅協会

 国土交通省委託事業でサービス付き高齢者向け住宅情報提供システムを運営する高齢者住宅協会は、8月末時点におけるサ高住の現状と分析をまとめた。登録数は全国8234棟28万4154戸(2022年同月比1222棟6540戸増)で、北海道は都道府県別で2番目に多い整備数529棟2万3131戸(5棟406戸増)だった。


サ高住「ぽえむガーデン」(小樽市)輸入資材で欧米風生活空間

 小樽市でサービス付き高齢者向け住宅、居宅介護支援事業所、通所介護などを運営するみらいサポートは、6月に同社2カ所目のサ高住ぽえむガーデンを開設した。高齢者施設としては珍しい米国からの輸入住宅資材で建築され、洋風の外観で内部は落ち着いた雰囲気。併設する訪問看護等事業所の看護師、介護職や地域医療機関と連携して看取りにも対応しており、入居者に終(つい)の棲家(すみか)を提供している。


●食品スーパーで健康づくり機会創出 北大、札幌市、アークス、ツルハ産官学連携プログラム
●2024年度介護報酬改定に向けた基本的視点(案)社保審介護給付費分科会資料から
●高齢知的障がい者支援機器具体的イメージ意見交換 ATAニーズ・シーズマッチング交流会
●イレギュラー場面への対応学ぶ 札幌市ケアマネ連協南区支部など研修会
●RUN伴など全7件 23年度北海道福祉のまちづくり賞
●サービス付き高齢者向け住宅の現状と分析=高齢者住宅協会
●医療情報ダイジェスト(姉妹紙・北海道医療新聞紙面から)


【人物】デイサービス紡み(札幌市南区)菅原知絵代表
【企画】3年ぶり法人内管理者研修、ふれあいケアサービスHD(札幌市白石区)
【連載】●千歳リハ大発・地域で実践!! エビデンスのある健康増進教室=新連載
     北海道千歳リハビリテーション大 世古俊明教授
     ●介護福祉事業所の人事労務戦略室―次世代リーダーを育てる!!=36
     社会保険労務士事務所ロームホーム 及川進代表
     ●いざという時、本当に役立つBCPをつくろう!=休
     奥村中小企業診断士事務所 奥村真一郎氏

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