北海道医療新聞社

バックナンバーはこちらから
週刊:介護新聞

2023年(令和5年)8月25日付

福祉用具貸与・販売選択制 7割弱が反対 札幌・旭川の事業所アンケート

 2024年度介護保険制度見直しに向けた議論で導入が検討されている、一部の福祉用具貸与種目を特定福祉用具販売との「選択制」に移行する案について、札幌・旭川両市の用具貸与事業所の7割弱が反対と、介護される人もする人もみんな笑顔に!北海道連絡会(介護に笑顔を!道連絡会)の行った緊急アンケートで分かった。反対の理由は適時・適切で安全な利用を守る仕組みが機能しなくなることを危惧する声が多かった。用具貸与・販売の選択制は比較的廉価で、ある程度中長期利用の見込まれる歩行補助つえなど一部貸与種目を対象に、24年度制度見直しで導入に向けた検討が進められている。


自宅での自立生活支える地域拠点に 北海道デイ協研究協議会

 北海道デイサービスセンター協議会研究協議会が札幌市内で開かれた(共催=道老人福祉施設協議会)。講師を務めた、地域密着型通所介護等を展開するQOLサービス(広島県)の妹尾弘幸代表は自宅での自立生活を支える地域拠点としての役割をデイに求めた。ひだまり介護(京都府)の稲葉耕太代表は人材確保等でSNSを活用した情報発信の有効性を強調するなど、デイ運営の在り方を示した。


恵庭・認知症高齢者の家族の会発足 交流、情報共有などで悩み解消へ

 恵庭市内で認知症高齢者の家族の会が発足した。今後は定期的に交流会開催を予定している。同じ悩みを持つ人同士が集い、悩み相談や情報共有などを目的に活動を展開する方針だ。優楽屋が同市内で運営する認知症対応型通所介護・わくわくサロン、おしゃべりサロンの利用者を核として家族会を組織した。


札幌市中央区介護予防センター円山 介護予防イベントに高校生参加

 札幌市中央区介護予防センター円山が7月から8月にかけて開いた介護予防イベントに、札幌旭丘高ボランティア同好会の3年生が参加した。高齢者は孫世代の若いパワーに刺激を受け、生徒も受験勉強の息抜きになるなど、双方が交流を楽しんでいた。同センターが高齢者だけでなく世代を超えた交流機会を模索していた中、職員の家族に同校教員がいたため、そのつてを頼ってボランティア同好会につながったという。


●生活支援コーディネーターが行く 幕別町編
●生活機能情報収集を促進 24年度報酬改定医療機関と連携強化で論点=社保審分科会
●福祉・医療専門職と支援を必要とする人つなぐネット上のサービス「さぽんて」
●北海道内市町村高齢化率と75歳以上高齢化率 1月1日現在道まとめ
●医療情報ダイジェスト(姉妹紙・北海道医療新聞紙面から)


【企画】夜間オンコール対応民間企業委託、石狩友愛福祉会(石狩市)
【連載】●ケアマネ受験講座=7
     北海道ケアマネジメントサポートリンク(けあさぽりんく)奥田龍人代表理事
     ●介護福祉事業所の人事労務戦略室―次世代リーダーを育てる!!=29
     社会保険労務士事務所ロームホーム 及川進代表
     ●いざという時、本当に役立つBCPをつくろう!=22
     奥村中小企業診断士事務所 奥村真一郎氏

topへ戻る

ご注意/このサイトに掲載されている記事、写真、図表などの流用・無断転載を禁じます。