北海道医療新聞社

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週刊:介護新聞

2023年(令和5年)8月4日付

厚労省、訪問介護の論点提示 24年度改定に向け議論=社保審分科会

 2024年度介護報酬改定に向け議論している厚生労働省は第220回社会保障審議会介護給付費分科会を開き、需要は増すもののヘルパー不足の深刻な訪問介護を安定的にサービス提供していく方策について検討した。処遇改善に充てる報酬上乗せだけでなく、ICT利活用による業務効率化など並行した取り組みを求める意見も出された。


全国老施協北海道ブロック研究大会・全道研究大会

 2023年度全国老人福祉施設協議会道ブロック研究大会・全道老人福祉施設研究大会が札幌市内で開かれた。6月に全国老施協新会長に就任した大山知子氏が基調報告したほか、第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で監督として日本代表チームを優勝に導いた栗山英樹氏が記念講演。300人余りの出席者を前にプロ選手たちとのエピソードを交えながら、施設運営にも通じる組織やリーダーの在り方を語った。


全道ホームヘルプサービス研究発表会

 全道ホームヘルプサービス研究発表会(北海道ホームヘルプサービス協議会主催)が札幌市内で開かれた。2024年度介護報酬改定を控え、高野龍昭東洋大教授が訪問介護の課題を解説。「看取り」「LIFE利活用」「ICTによる生産性向上」をキーワードに挙げ、「国のデータヘルス改革は本気度が高い。乗り遅れると致命的」と強調した。


苫小牧・緑星の里 総合サポートセンター開設から6年半

 苫小牧市内で特養陽明園などを運営する社会福祉法人緑星の里が2016年12月、市内中心部に総合サポートセンターを開設して6年半が経過した。居宅介護支援センター陽明園と相談支援事業所サポートの各事務所を同一施設内に集約し、相談支援員とケアマネの連携を円滑化。高齢者、障害者の双方が関わる課題に対応してきた。最近は医療的ケア児に関する相談といった、多様な地域課題に向き合う。


政府配布マスクで地域貢献 「マスクdeスマイル」プロジェクト

 札幌市手稲区の介護保険事業所等の有志が、新型コロナ対策で政府の配布した布マスクを有効活用する「マスクdeスマイル」プロジェクトを立ち上げた。各事業所保有のマスクを利用者やボランティアが解体して、乳児用よだれ掛け、コースターに作り変え区内の子育て世帯、飲食店に無料配布する。作業に関わる利用者の機能訓練とやりがい創出、地域貢献が目的で、今後は参加する事業所の輪を広げたい考えだ。同区内の小規模多機能型居宅介護、認知症グループホーム、介護予防センターのほか、就労継続支援B型事業所など、7法人9事業所が中核を担うプロジェクト。


●外国人介護人材訪問系サービス従事 慎重な判断求める 厚労省・業務在り方検討会
●男性81.05年、女性87.09年=22年簡易生命表 コロナ等で男女とも平均寿命縮まる
●医療情報ダイジェスト(姉妹紙・北海道医療新聞紙面から)


【人物】北海道成年後見支援センター(札幌市中央区)南方宏幸理事
【連載】●ケアマネ受験講座=5
     北海道ケアマネジメントサポートリンク(けあさぽりんく)奥田龍人代表理事
     ●介護福祉事業所の人事労務戦略室―次世代リーダーを育てる!!=27
     社会保険労務士事務所ロームホーム 及川進代表
     ●いざという時、本当に役立つBCPをつくろう!=21
     奥村中小企業診断士事務所 奥村真一郎氏

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