北海道医療新聞社

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週刊:介護新聞

2023年(令和5年)7月21日付

札幌市東区・ホームケアサプライ 「地域貢献」アイデアを形に

 2024年度介護保険制度見直しに向け検討している厚生労働省は10日、社会保障審議会介護保険部会を開き、給付と負担について議論した。同省は部会意見書内容を踏まえた1号保険料見直しイメージを提示。9段階より上を細分化し、低所得者の1-3段階の乗率軽減に充当する「保険料の仕組みの中で所得再分配機能を強化していく」考え方などを示した。


えーるケアサポート 札幌市南区 居宅支援業務テレワーク化

 えーるケアサポートの運営する居宅介護支援事業所「え?るケアプランセンター」(札幌市南区)は、在籍ケアマネ5人が原則テレワークに移行し、業務効率化とともに働きやすい職場環境を整えた。時間を有効活用できるようになった分、プライベートを充実させたり、年内には収入増を望むケアマネに歩合制導入を準備中。多様な働き方の選択肢をアピールし、ケアマネ増員に向け市内全区からの応募につなげる考えだ。


デイ入浴介助加算新区分(●2)低調→「未算定なら実質マイナスに」

 2024年度介護報酬改定に向け検討している厚生労働省は、第219回社会保障審議会介護給付費分科会を開き、通所介護等について議論した。前回21年度改定でデイ入浴介助加算に創設された新区分(●2)算定状況が低調で「未算定事業所は実質マイナス」と指摘があり、直近の概況調査で収支差率1.0%と厳しい経営状況を踏まえ、基本報酬引き上げの要望が相次いだ。通所サービスで事業所規模が大きいほど報酬単価が低く設定される仕組み「大規模減算」見直しを求める声も目立った。(●2はローマ数字)


札幌市・ミヤビー 単独型看護小規模多機能+小規模多機能サテライト

 札幌市中央区の富裕層の多い宮の森エリアで事業展開するミヤビーは、高齢者向け住宅を併設しない単独型の看護小規模多機能型居宅介護「ミヤビーの家」を2022年4月に開設。近隣で3年前にオープンした小規模多機能型居宅介護「ミヤビーの風」をサテライト化、一体的に運営している。認知症対応と医療ケアを強化しつつ、「住み慣れた自宅に最期まで自分らしく生活したい」を実現するサービス提供を模索する。



●65歳以上の高齢者いる世帯が半数超 22年国民生活基礎調査
●ケアラー支援関係機関職員等研修 北海道社協が受講者募集 基礎=オンデマンド配信、応用=集合
●医療情報ダイジェスト(姉妹紙・北海道医療新聞紙面から)


【人物】ゆあん(旭川市)平澤幸憲代表取締役
【企画】NPO運営開始から1年、向陽台区包括C(千歳市)
【連載】●ケアマネ受験講座=3
     北海道ケアマネジメントサポートリンク(けあさぽりんく)奥田龍人代表理事
     ●介護福祉事業所の人事労務戦略室―次世代リーダーを育てる!!=25
     社会保険労務士事務所ロームホーム 及川進代表
     ●いざという時、本当に役立つBCPをつくろう!=19
     奥村中小企業診断士事務所 奥村真一郎氏

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