北海道医療新聞社

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週刊:介護新聞

2023年(令和5年)7月7日付

認知症でも住みやすい地域へ 桑園認知症ケア研究会(オレンジ桑園)

 認知症になっても安心して暮らせる地域をつくるため、札幌市中央区桑園地域の医師、介護系専門職らが2022年11月に桑園認知症ケア研究会(愛称・オレンジ桑園)を設立し、活動している。同市中央区第1地域包括支援センターと連携して、認知症高齢者と家族を医療機関につなぐ診療体系基盤を構築、啓発活動や相談会開催などを通して理解を促進、本人・家族を支援につなげる。専門職連携による顔の見える関係構築と地域へのアプローチで、認知症に優しい地域社会実現に取り組む。


24年度報酬改定に向け 厚労省が地域密着型サービス論点提示

 厚生労働省は2024年度介護報酬改定に向け議論している第218回社会保障審議会介護給付費分科会に、主な地域密着型サービスの論点を示した。小規模多機能型居宅介護は中重度者受け入れ、在宅限界点引き上げの役割を担っている一方で事業所数は伸び悩んでいる現状を確認。さらなる普及へICT活用等による夜間対応の人員基準緩和や、利用開始に当たりケアマネを交代しなければならない仕組みの見直しを求める声が上がった。


札幌の病院看護師有志 勉強会「むくみのまなびば」スタート

 札幌市内の病院看護師有志が浮腫(ふしゅ)の勉強会「むくみのまなびば?EZO」を立ち上げた。高齢者に多いむくみを「高齢だから仕方ない」と放置すると歩行困難など本人、介護者のQOL低下につながるほか、蜂窩織炎(ほうかしきえん)等感染症リスクも高まる。北光記念病院の菅野智美、恵佑会札幌病院の小山三枝子両看護師は「施設、在宅ともに介護職の気づきによって重症化を防げる」と勉強会参加を呼び掛ける。


夕張で健康長寿プロジェクト始動 医療法人社団豊生会

 高齢化率日本一から健康寿命日本一を目指して―。札幌市東区の東苗穂病院を中心に医療、介護サービスを幅広く運営する医療法人社団豊生会は、2017年度から指定管理者に就いた夕張市立診療所のある夕張市内で「健康長寿プロジェクト」を始動した。6月下旬に開かれた第1回講演会を皮切りに、住み慣れた夕張で安心して楽しく暮らし続けられるよう、今後さまざまなイベントを企画する。


●生活支援コーディネーターが行く!(足寄町編)
●認知症へ理解深める 市民向け啓発「ひろば」札幌認知症の人と家族の会
●医療情報ダイジェスト(姉妹紙・北海道医療新聞紙面から)


【企画】役割と居場所実感、地域密着型デイサービスセンター凪(札幌市北区)
【連載】●ケアマネ受験講座=新連載
     北海道ケアマネジメントサポートリンク(けあさぽりんく)奥田龍人代表理事
     ●介護福祉事業所の人事労務戦略室―次世代リーダーを育てる!!=23
     社会保険労務士事務所ロームホーム 及川進代表
     ●いざという時、本当に役立つBCPをつくろう!=休
     奥村中小企業診断士事務所 奥村真一郎氏
     ●支え合いのまちづくり講座-大学からのアプローチ=12(終)
     北海道教育大函館校 齋藤征人教授

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