北海道医療新聞社

バックナンバーはこちらから
週刊:介護新聞

2023年(令和5年)6月23日付

ベースアップ等支援加算事業所の常勤介護職平均給与月額31万8230円

 厚生労働省は2022年度介護従事者処遇状況等調査結果を16日に開かれた社会保障審議会介護給付費分科会介護事業経営調査委員会に示した。介護職員等ベースアップ等支援加算を取得している施設・事業所で働く常勤介護職の22年12月平均給与額は前年同月比1万7490円多い31万8230円。同加算創設による賃上げ効果が反映された。


医療者による成年後見に注力 札幌市西区・NPO「ココロにハルを」

 札幌市西区のNPO法人「ココロにハルを」に所属する作業療法士と看護師が、全国でも珍しい「医療者による成年後見」に取り組んでいる。事業に携わる司法書士や社会福祉士らとチームを組み、財産管理、権利擁護をはじめ医療機関との連携、健康状態把握などで医療職の知見を生かした権利擁護に力を入れている。同法人は2020年11月に設立、生涯教育事業、子ども食堂運営などに取り組む。酒谷晃生代表(OT)は訪問看護ステーションを運営する同名会社の社長を務め、同法人副理事の山口百恵氏(看護師、保健師)は同社取締役でもある。


北広島・居宅支援相談センターきぼう 101歳独居利用者社会参加支援

 北広島市の医療法人社団翔仁会の運営する居宅介護支援事業所「居宅支援相談センターきぼう」は通所介護事業所、地域包括支援センターと連携し、101歳独居利用者のつながりづくりと社会参加支援に取り組んだ。利用者はオンラインを身近に感じるようになり、自らタブレット型端末を購入して友人との交流などに利用している。高橋正人ケアマネが2015年から担当する、101歳、要支援2の美濃又重道さんは、1年ほど前に妻が亡くなってから、近所に住む娘のサポートを受け在宅で1人暮らしを続けている。


NPOコミュニティシンクタンクいんくるらぼ(安平町)地域福祉拠点

 安平町のNPO法人コミュニティシンクタンクいんくるらぼは4月、共生社会実現を目指す地域の福祉拠点「いんくる食堂」を同町内に開店した。地域食堂、障害者らの就労の場となるほか、食堂利用者が別の利用者に食事を寄付できる「ミラチケ」を販売。農福連携を推進し、高齢者ら地域住民の福祉相談に応じて、さまざまな住民を包摂する福祉の場づくりを目指す。


●介護保険サービス北海道内事業者指定=5月31日
●介護ロボット導入支援9億2000万円など 北海道が23年度補正予算案
●2022年度介護従事者処遇状況等調査結果 社保審介護給付費分科会資料から
●LIFE導入、加算算定は必須 積水ホームテクノが札幌でセミナー
●大久保理事長が訪問、認知症ケア無料で講義 社会福祉法人幸清会、希望事業所を募集
●医療情報ダイジェスト(姉妹紙・北海道医療新聞紙面から)


【人物】じょいこみゅ(北広島市)上野千絵代表
【連載】●介護福祉事業所の人事労務戦略室―次世代リーダーを育てる!!=21
     社会保険労務士事務所ロームホーム 及川進代表
     ●いざという時、本当に役立つBCPをつくろう!=16
     奥村中小企業診断士事務所 奥村真一郎氏
     ●支え合いのまちづくり講座-大学からのアプローチ=10
     北海道教育大函館校 齋藤征人教授

topへ戻る

ご注意/このサイトに掲載されている記事、写真、図表などの流用・無断転載を禁じます。