北海道医療新聞社

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週刊:介護新聞

2023年(令和5年)6月9日付

北海道が物価高騰対策支援金支給へ

 北海道は、物価高騰の影響で電気代が増加している道内介護サービス施設・事業所の負担軽減を図るため、支援金を支給する。同様の支援金支給は2022年度下期実施分に次いで2回目。前回と同じく支給対象となる事業所等に、道から申請様式が直接送付される予定。申請期間等は6月下旬にも道ホームページで発表される見通しだ。国からの交付金を財源に、道が支給額等を独自に設定した医療・社会福祉施設等物価高騰対策支援事業費(介護分)を確保した。


国籍別最多はベトナム 日本介護福祉士会、在留資格「介護」実態調査

 日本介護福祉士会は在留資格「介護」の実態把握、支援に向けた調査研究報告書をまとめた。国籍別ではベトナムが最も多く、来日から現在までのルートは「留学(養成施設)→介護」が6割に上った。同会は調査結果を踏まえ「在留資格『介護』で働く外国人介護職員活躍事例集」を作成しホームページで公開している。調査は2022年11月1日から30日にかけて実施。全国の施設に就労する在留資格「介護」人材136人、施設・事業所179件から回答を得た。


北海道GH協 あいおいニッセイ同和損保と連携協定

 北海道認知症グループホーム協会は福祉事業者の安全・安心な業務運営を推進するため、あいおいニッセイ同和損害保険と連携協定を締結した。相互連携と両者の資源を有効活用した協働により、事業所運営安定化を目指す。同社は自治体、大学、警察などと連携して地域貢献活動を展開。同協会との連携協定では、同社の知見と同協会の持つネットワークを活用し協定目的の事業所運営安定化実現を図る。


勉強会planet 多様化するデイ学ぶ 札幌市内・近郊5事業所が報告

 ケアマネと福祉職の有志でつくる勉強会「planet」が札幌市内で開かれた。「多様化するデイサービスを学ぼう」をテーマに、特色を打ち出して運営する同市内・近郊の通所介護5事業所関係者が登壇。宿泊、作業、夕食提供といった各実践内容を報告した。コロナ禍による休止を経て、約3年半ぶりに再開した対面型勉強会には90人が参加。ケアマネ、介護職のほか大学生や福祉事業所立ち上げを検討する飲食業者も参加した。


地域密着型「デイハウス香風庵」利用者、村民とつくり上げた「空の庭」

 医療法人野の花が真狩村で運営する地域密着型通所介護「デイハウス香風庵」。2010年のオープン以来、「最後まで土とともに自発的に過ごせる場」として、約3600平方メートルの庭園「空の庭」を職員、利用者、村民とともに更地からつくり上げてきた。10年余の月日を経て、四季折々の自然を楽しめるほか人の交流が深まる場に成長。19年には庭園運営を担うNPO法人CoCoMaKaを設立、アフターコロナの新イベントも企画する。医療法人野の花は真狩村野の花診療所、訪問看護、居宅介護支援事業所等を運営。デイハウス香風庵は、診療所から車で5分ほど離れた場所に開設されている。


●生活支援コーディネーターが行く 札幌市中央区編
●総合事業22年度調査中間集計 対象者弾力化、市町村3分の1実施 充実向けた検討会
●北海道保健福祉部長に道場氏
●人と人とのつながり表現 北海道介護福祉士会ロゴマーク発表・表彰式
●総合事業実施状況2022年度調査中間集計=社保審介護給付費分科会資料から
●医療情報ダイジェスト(姉妹紙・北海道医療新聞紙面から)


【連載】●介護福祉事業所の人事労務戦略室―次世代リーダーを育てる!!=19
     社会保険労務士事務所ロームホーム 及川進代表
     ●いざという時、本当に役立つBCPをつくろう!=14
     奥村中小企業診断士事務所 奥村真一郎氏
     ●支え合いのまちづくり講座-大学からのアプローチ=8
     北海道教育大函館校 齋藤征人教授

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