北海道医療新聞社

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週刊:介護新聞

2021年(令和3年)8月26日付

北海道老施協オンライン研究大会 感染予防等テーマ

 新型コロナウイルス感染症対応の先がなかなか見えてこない中、北海道老人福祉施設協議会は、あらためて感染予防策等をテーマにした研究大会をオンライン開催。クラスター発生事例から学ぶ感染発生後対応と感染対策ポイントほか、ワクチン接種後の生活などについて知識をアップデートした。2021年度研究大会は新型コロナ感染拡大防止の観点から、例年合同開催している発表大会を中止し、研究大会のみオンデマンド配信された。


新型コロナワクチン接種状況 在宅サービス2割に満たず

 日本介護クラフトユニオン(NCCU)の組合員を対象にした新型コロナウイルスワクチン接種状況調査によると、施設系サービスが約7割終了している一方で、在宅サービスは2割に満たないと明らかになった。在宅サービスのワクチン優先接種は各自治体判断に委ねられており、NCCUは「国は自治体の判断に任せておくのではなく、在宅サービスの安心・安定的な提供維持に努めるべき」と訴えている。


入浴介助加算(●2)デイ事業所から提案 計画に追加せず46.3%

 日本介護支援専門員協会は2021年度介護報酬改定で通所介護に創設された「入浴介助加算(●2)」算定に関する緊急調査結果を公表した。デイ事業所から同加算(●2)をケアプランに位置付けるよう提案されながら、計画に追加しなかったことのある居宅ケアマネは46.3%。利用者の状態にかかわらず一律に算定しようとしていたり、利用者や家族への説明不十分なケースが理由に挙がった。(●2はローマ数字)


少人数グループ化、機能訓練質向上 札幌市厚別区・デイかりぷ

 札幌市厚別区のデイサービスセンターかりぷ(定員30人)は機能訓練の質向上を目指し、より個別性の高い訓練内容への見直しに取り組んでいる。4月から身体状況の似た利用者を身体機能や症状別に肩・膝グループなど少人数単位へ分けてプログラムを提供。本人のできることはやってもらうスタイルを取り入れるなど、利用者の自主性を促すことでスムーズな動きや活気を生み出しサービスの質向上につなげている。同デイは1994年、社会福祉法人協立いつくしみの会が特養かりぷ・あつべつ併設事業所として開設した。利用登録者76人で平均要介護度1.5、1日平均約20人が利用している。


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【人物】介護タクシーぽぷら(札幌市北区)中島俊和代表
【企画】社福公益事業で運営「ふれあい食堂いこい」(北斗市)
【連載】●ツクル ツナガル ヒロガル?自分たちの地域は自分たちで創る=4(終)
     えべつ共助ネットワーク(Eネット) 加藤高一郎代表
    ●ケアマネ受験講座=6
     北海道ケアマネジメントサポートリンク(けあさぽりんく)奥田龍人代表理事

    ●ふれあいサロンの経営学=25
     北海学園大学経営学部教授 菅原浩信氏

    ●道具七分に腕三分-介護は心と言葉と行い-高谷施設長の放談記=73
     社会福祉法人札幌明啓院・特養フローラルさつなえ高谷敦生施設長
    

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