北海道医療新聞社

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週刊:介護新聞

2020年(令和2年)10月15日付

21年度報酬改定 GHユニット数弾力化、サテライト創設を検討

 2021年度介護報酬改定に向け議論している厚生労働省は9日に開かれた社会保障審議会介護給付費分科会で、個別サービス報酬・基準について具体的な検討の方向性を示した。認知症グループホームは人材有効活用の観点からユニット数弾力化、サテライト型事業所創設を検討。「2ユニット1人夜勤」には慎重な意見が多く結論は持ち越された。小規模多機能型居宅介護は重度ほど単価の高い現行の基本報酬の仕組みについて、要介護度ごとの傾斜を緩やかにする方向で調整が進みそうだ。


厚労省21年度概算要求 コロナ対応に重点

 厚生労働省は2021年度予算概算要求を公表した。一般会計総額は20年度当初比34億円増の32兆9895億円で過去最大。新型コロナウイルス感染症対応などの緊急要求経費は金額を明示しない「事項要求」とし、別途上乗せ要望される。少子高齢化進展等に加え、新型コロナ感染防止対策で介護施設等業務が増大し、人手不足が深刻化していることから、新たな貸付事業創設とともに、既存の修学資金等貸付原資を積み増し、介護人材確保・定着を促進する。


無料休憩スペース「はっぴーカフェ」 北海道ケアシステム

 訪問業務の合間に休憩に立ち寄るなどケアマネやヘルパーの憩いの場を目指して、北海道ケアシステムが札幌市東区北37条東22丁目の地域密着型通所介護「あろはっぴ?」の空き部屋を活用し、2019年7月に無料休憩スペース「はっぴーカフェ」を設置した。月?土曜午前10時から午後4時ごろまで開放しており、電気ポットや冷蔵庫が置かれ無料でコーヒーを飲めるほか、「掲示板に名刺や情報を残すなど、自由に活用してほしい」と呼び掛けている。


江別・大麻地域創造会議 食育イベント開催

 介護事業所が民生委員、ボランティア団体、商店街、福祉事業所、大学、行政職員らに声掛けしてまちづくりに取り組む、江別市・大麻地域創造会議は9日に地域の大学生と保育園児を巻き込み食育イベントを開催した。会議メンバーが協力し合って大根を栽培し、管理栄養士を目指す大学生は食育実践、保育園児は農業体験を楽しむなど多世代交流に手応えを感じていたようだ。


●第23回ケアマネ試験北海道内受験者 前回比110人減2567人
●ケアマネ試験講評 一般社団法人北海道ケアマネジメントサポートリンク奥田龍人氏
●2020年度ケアマネ試験問題
●新型コロナに限らず知識、対応整理 感染対策手引き公表 厚労省
●21年度介護報酬改定 基本単位引き上げなど求め要望書 日本ケアマネ協会が厚労省に
●「バリアフリーの宿」札幌市保養センター駒岡
●21年度介護報酬改定個別サービス報酬・基準検討の方向性(案)社保審分科会資料から
●21年度報酬改定に向けた基本的視点(案)社保審分科会資料
●医療情報ダイジェスト(姉妹紙・北海道医療新聞紙面から)



【人物】●NPO法人ちとせの介護医療連携の会(千歳市)木下浩志事務局長
【企画】●小規模多機能ゆうづきもみじ(札幌市厚別区)
【連載】●多職種で考える食支援=7
     札幌麻生脳神経外科病院リハビリテーション科科長 源間隆雄氏(言語聴覚士)

    ●AI×ICT×介護の未来=休
     ふくしのよろずや神内商店合同会社 神内秀之介代表
    ●道具七分に腕三分-介護は心と言葉と行い-高谷施設長の放談記=37
     社会福祉法人札幌明啓院・特養フローラルさつなえ高谷敦生施設長

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