取材病院:旭山病院、静和記念病院、ときわ病院、吉本病院、札幌南一条病院、介護老人保健施設クリアコート千歳
札幌市中央区にある特定医療法人北仁会旭山病院(山家研司院長・齋藤香奈恵看護部長、379床)の認知症病棟師長を務めている南敦司氏が長年の認知症看護の実践・研鑽を通して確立したカンフォータブル・ケア(認知症の人が心地良いと感じる快刺激を提供し、BPSDを改善するケア技術)が今、道内外の精神科病院はもとより、16年度診療報酬改定で新設された認知症ケア加算を契機に、認知症看護の見直しに取り組む急性期病院などでも注目を集めています。
本特集ではカンフォータブル・ケアとは何かについて概説、南氏へのインタビューでは旭山病院での実践を含め、普及に向けた考え方や具体的な取り組みを聴きました。また、導入に当たり南氏にシリーズ研修などの支援を受けている施設や、文献学習などを通して独自に取り組んでいる施設の現状を紹介します。
ケア技術の有効性に加え、看護者・介護者のモチベーション向上にもつながるという認知症看護の新しい風をプレゼンテーションします。
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