ミルキングパーラー・フリーバーン牛舎

当牧場ではユニバーサルというメーカーのパラレルタイプの搾乳機械を使っています。(販売は土谷農機さん)
パラレルタイプとは牛の真後ろ、つまり後ろ足の間から搾乳機械を装着するタイプのことです。
キックバーという横棒があって搾乳者が素人でも安全に搾乳ができる所が良いです。
9頭ダブルと言って1列9頭づつ入れて、その列全部搾乳し終わったら一斉に出して次の牛達を入れます。
その列が2列あるのでダブルってわけです。
搾乳風景はこんな感じです。↓
230頭の搾乳を準備・掃除を含めて1回あたり3時間弱。
これを1日に3回繰り返し、毎日です。
大変なんですよ!
夜はパートさんにも手伝ってもらってます。
搾乳牛は5つの群に分けて管理しています。
出荷するミルクをだしている牛を1日当たりの乳量の多い少ないで2つの群に。
1日当たりの乳量30Kgくらいが目安ですね。
一つはフリーバーン牛舎・もう一方はフリーストール牛舎で飼養しています。
簡単にいうとフリストール牛舎は牛を繋いではいないのですが、牛の寝床は1頭づつ分かれている。
その仕切がないのがフリーバーン牛舎です。↓
どちらも牛を繋がない方法ですから、搾乳の時は群全体を一時的にミルキングパーラーのホールディングエリアという所に追い込んで搾乳が済んだ牛から帰ってくる事になります。
搾乳時間以外は上の写真のように自由にエサを食べたり休んだりしています。
寝床にはフリーバーン牛舎は戻し堆肥とオガクズ、フリーストール牛舎は麦ワラを使用しています。
エサはもちろん草ですが他にも飼料用とうもろこし(デントコーンと呼び葉や茎を丸ごと使う)や穀物主体(とうもろこし・麦類など)の配合飼料などを与えています。
1日に40Kg以上のエサを食べるんですよ↓
う〜ん。エサ足りなかったようです。
新しいエサをあげる前ですが、少し前のが残っているようでないといけません。
これでは失格です。
↓は旧牛舎群です。
和牛と育成牛を入れてまだ使用してますが、かなりボロボロです。