#情報提供のお願い#


突然のメール、失礼をお許しください。

 私、銀座の出版社で編集の仕事をしております。
 (数年前まではJBTAに参加するなど、一応釣り師の
  はしくれだとは思ってますが、ま、ただのわがままオヤジです。)

 ところで本題ですが、
今秋10月末、銀座周辺で”バリア・フリーは銀座から”という
当社も参加するイベントが開催されます。

   バリア・フリー(障壁除去)というのは・・・
道路の段差を無くしたり便利な道具等を開発したり、障害者のみなさんが
日常生活を営む上でのいろんな障壁(バリア)を無くし(フリー)
あらゆる分野で障害者に優しい社会をつくって行こう、というものです。

 その際、当社の主催するイベント企画のひとつで障害者のための
「ルアー・フィシング教室」なるものをやることになりました。
何人かの賛同者に加え、知人の車椅子の釣り師グループにも参加してもらい
キャスティング指導、ルアーやロッドメイキングその他、いろんな形で
障害を持つ人たちに釣りの楽しさを知ってもらい、かつ自分にも
やれそうだ、やってみようと思ってもらいたいわけです。

   そこでお願いなのですが、障害を持っている釣り師のための釣り場
情報収集にご協力いただけませんでしょうか。
 車椅子の釣り師(wheel chair angler
 と呼ぼうと思っています。略称はW・C・Aかなあ)
のH君達の話によると、すでにバスやトラウトと
遊んでいる彼らでも釣りの可能な場所は数カ所しか知らないとのこと。
彼らの、もっといろんなところへ行ってみたい、もっと釣れる場所が
あるんじゃないか、と言う気持ちは同じ釣り師として分かっていただ
けると思います。ところが、彼らは健常者向けの情報では出かけられ
ないわけです。雑誌等の現場の写真を見て、可能性がありそうだと出
かけてもその場所と駐車場との間には狭い階段しかなくあきらめて帰
るといったことも多いようです。彼らのように積極的に行動するグル
ープでさえめげそうになる。釣りに興味はあっても、何処へ行ってよい
のかすら分からず、チャレンジすることなくあきらめてしまっている
人は多いはずともいっていました。H君に会うまであきらめていたと
いうメンバーもいました。情報不足というバリアがあるといえると思
います。
 そこで今回のイベントに参加された障害者の方に、釣り場情報も提供
したいと思っているわけです。特に車椅子(下肢障害)で可能な場所
情報が中心になるとは思いますが、それ以外でも関連の情報をお持ち
でしたらよろしくお願いいたします。(聴覚障害の場合は行動規制は
比較的少ないと考えられる。視覚障害の場合は、ちょっと判断できま
せんが全盲の方のゴルフコンペもあるようで今後の課題と考えます)
ルアーに限らず、広く釣り全般ととらえていただいて結構です。

 この手の情報の処理や見せ方については仕事柄、もっとも得意な分野
なんですが、なにしろ元になる情報そのものが不足です。自分でも知っ
ている釣り場はありますが、こうした視点で見ていなかったので、ロッド
を持たずにメジャーを持って再度釣り場を歩き始めました。
 お願いしたいのはとりあえず可能性のありそうな場所情報を、できる
だけ多く集めることにご協力いただきたいと言うことです。
 今回のイベントに関しては時間の問題もあり、情報量は多くならない
かも知れませんが、これをきっかけに今後も活動を続けるつもりですので
釣りに行かれる場合は、このことを少しだけ気にとめていただけるよう
よろしくお願いいたします。ネット上ではこの内容でホームページを
立ち上げようと考えています。ただし、これは私個人のページではなく
情報提供をいただいた皆さんの共同編集と言う形にできればと、思って
います。
 以下、場所選択の参考にしてください。

*車椅子の方が釣りを楽しめる場所の例・条件
 (以下のような情報を待っています)
(1)すでに受け入れ体制のある管理釣り場等
    整地されている、段差がない、介助してもらえる、優遇特典がある、
    など。聴覚障害の方のためには手話の分かる人が居るなど
(2)BESTは水辺まで自動車で入れる(全く釣れなくても困りますが
   たくさん釣れることが条件ではありません)
(3)駐車場から水辺までの間に障害(階段、段差、柵等)がない
   #階段、段差、のある場合も同行の介助者がいればクリアできる
    こともあるので階段だと幅と何段あるかが分かれば判断できます。
    段差だと高さがポイントです。
   #車椅子が自力でクリア出来る程度は
    段差だと10センチの高さまで。
    階段だと10センチの高さの他、車椅子の前後、左右幅が問題に
    なります。左右幅は90センチ以上、前後幅は1メートル以上が
    必要になります。
    いけそうだと思われるものについては各数値もお知らせください。
(4)釣り場は、ある程度整地されていること。平らでもゴロタ石状態は
   無理です。また軟弱な土で車輪が沈むような場所もだめです。
(5)桟橋等であればそこに入れるか?障害があるか。
   物理的障害のほか、ルールとして入れないという人為的障害もある
   かも知れません(交渉の余地があるなら、やってみたいと思います)

 といったところです。
*なお地域の限定はありません
*イベント向けにはスケジュールの点で、大変申し訳ありませんが、出来れば
 9月末までに情報をいただけるようお願いいたします。その後でも、間に
 合う限り付け加えたいと思います。
  また、ホームページの件もあり、この情報提供をH君達といっしょにライ
 フワークとしたいと思っています。
  まこと勝手なお願いばかりでで恐縮しておりますが、すでに釣りを生き甲
 斐にしている障害を持った釣り師達の情熱に応え、また興味はあるが、踏み
 切れないで躊躇している障害者のみなさんのために
 締め切りに関わらず、情報提供のご協力をぜひお願いいたします。

   (株)リクルート フロムエー 編集部
mail・ ata@rfa.co.jp



Go backGo home