鳥を見つけたらまず、大きさを見てください。その時の物差しになるのが良く見なれた鳥であるスズメ・ハト・カラスです。「あの鳥はスズメと同じくらいだな。」「あの鳥はハトより少し小さいな。」というように、この3羽と比較することでかなり絞れてきます。
ちなみにスズメが約15p、ハトが約30p、カラスが約50cmとなっています。また、この3羽にこだわらず知っている鳥と比較して「あれはヒヨドリと同じくらいだな。」などというように知っている鳥が多ければ多いほど正確に大きさを言い当てることができるようになります。 また、日本で見られる最も小さい鳥のひとつであるミソサザイで10,5pです。最大級のものがタンチョウで1m40pもあります。良くあんな大きい鳥が飛んでるなあと感動してしまいます。 |
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見つけた鳥が遠くにいたり、逆光で色がわからなかったりすることがフィールドではよくあります。そんな時もシルエットを見ただけおおよその予想をつけることができます。それは、枝に止まる姿勢や尾の長さなどからです。
左からムシクイ類、ウグイス、ヤブサメです。 |
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その鳥がどんな食べ物を取っているかによってくちばしの形もかなり違ってきます。下のくちばしは左から肉食を主とするもの、食虫を主とするもの、穀食を主とするもの、雑食を主とするもの、植物食を主とするものです。
左から順にタカ(肉食)、アカハラ(食虫)、シメ(穀食)、カケス(雑食)、ハト(植物食)のくちばしです |
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飛び方を見るとき、まず見ることは波状に飛ぶのか、直線的に飛ぶのかを見ます。波状に飛行するのはヒヨドリやセキレイ類、キツツキ類などです。直線的に飛ぶのはスズメやムクドリなどです。また、波状飛行する鳥でもその波の大小でも区別がつきます。
その他特徴的な飛び方として、向かい風を利用して羽を前後に動かせて空中の一点で停止する停止飛行や上昇気流を捕らえて翼と尾羽を広げて羽ばたかずに飛ぶ帆翔などがあります。 左からチョウゲンポウ、イヌワシです。 |
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歩き方は大きく分けて3種類。人が歩くように片足ずつ交互に出して歩く仲間(キジ、タヒバリ、カモ類など)、両足をそろえてはねるように歩く仲間(スズメ、モズなど)、両方の歩き方をする仲間(ツグミやカラスなど)です。
左からタヒバリ、スズメです。 |
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