バイオテクノロジーについて

●サケマス類のバイオテクノロジー

 *「全雌」化技術・・・養殖業者で需要が高い雌だけを生産する。ニジマスやサクラマスで開発が進められ、すでに民間で事業化されつつある。

 *「全雌三倍体」生産技術・・・染色体操作をして不妊化することによって大型魚を生産する。現在、この技術を確立させるとともにこれらを自然界に放流した場合の影響等の調査を進めている。

 *精子の冷凍保存技術・・・サクラマスやニジマスについて原種や交配種の保存、復活、活用を目的とした精子の冷凍保存技術の開発を進めている。

 *クローン魚の作出技術・・・この技術が実用化されると成長や耐病性などに有用な養殖魚を大量かつ安定的に生産できる。

(参考文献:’98北海道水産業のすがた:北海道水産林務部発行)


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