特別レポートプニュプニュ実験体報告

反省点と成果   実験体の首が大怪我しているがこれはシリコンラバーが完全に硬化する前に型から
             取り出したためだ、硬化時間は室温と硬化剤の割合が大きく作用するのでもっと慎重に
             判断する必要があった、室温の管理は結構たいへんなので実際には一部を触ってみて
             判断するしかないようだ、その感覚(感触)がつかめたのは大きな成果ではあった。
             
             表面がデコボコしているのは用済みのシリコンラバーを増量に使用したため硬化程度の
             異なる部分が表面に現れている。シリコンラバーの結合実験でもある、既に硬化している
             シリコンゴムを適当な大きさにして加えたが、型にシリコンを流し込んだあとで加えた部分
             は硬化後でもはがれてしまいやすいことがわかった。
             液状のシリコンに加えていっしょに攪拌したほうが硬化後の接着が優れているようだ。

             ボデイを座らせると変な折れ方になった、シリコンの厚みの調整が必要だ、シリコンの
             厚い部分は予想以上に硬くて折れにくい。

最後に        シリコンラバー約10Kgがほぼこの人形の総重量だが実際にはその倍くらいの重さを実感
            した。原因は全体がやわらかいのでつかみ所がないためだ、それとゴムなので摩擦が
            非常に大きくて床や壁など接している部分ではスベるとかずれることが全くない。
            そのため着せ替え作業もスルスルとはいかずに苦労した。

            この手の人形に重量感を期待するときは重量だけでは不十分で表面を布のような
            もので覆うなどなんとか摩擦の処理を考えねばあまりリアルではない。
            ただ、洋服をしっかり着込んでたり御風呂で泡まみれで遊ぶ場合にはその心配はない。

            
            実験体には市販の成人用かつら(ぼろぼろだけど)と自作のものを装着してみました。
            画像には手を加えていません、今回は素材のまんま着色してません。
            残念ですがすべては見せられませんです(^^ゞ。