HTML文書がhead とbody あるいはframesetから成り立つ事はご理解頂けたかと思います。
head
HTML文書はページの大きさに制限はありません。
印刷すれば、数十ページに及ぶ文書も作成可能です。
ですから、それぞれの文書の情報をまず先頭に書き記します。
[仔細]
headの子要素には以下のものがあります。
- script(スクリプト)
- object(オブジェクト)
非推奨タグとして、isindex(検索用入力フィールド)
属性
head要素自体には今までメタ情報として各ページに記載していた事をprofile="URI" として数カ所にまとめ記載するResource Description Framework(RDF)を指定する事が可能です。
body
文書本体の部分です。
Strict DTDでは
ブロックレベル要素といわれる簡単に言えば囲みの役目を果たす要素
del(削除部分) ins(追加部分)
script(スクリプト) noscript(スクリプトが動作しない環境用)
これらが指定可能です。
ここで何故Strict DTDでは上以外の要素が使用不可なのか考えてください。
Strict DTDがユニバーサル・デザインである理由が見えてくるように思います。
解説は後日という事で。
属性
一般的に使われてきた
text="" link="" vlink="" alink="" bgcolor="" background=""
これらは皆非推奨属性になり、スタイルシートで指定するように推奨されています。
参考までによくすべての色合いを指定しないサイトを拝見しますが、 指定しない部分の色は閲覧環境ブラウザのデフォルトとなります。
text="#000000" 黒文字のテキストを指定したのみの時、
背景色、リンクの状態表示はデフォルトになりますよね。
けれどもこのデフォルトがWindows IEの場合、使用パソコンの
デスクトップでの色合い設定がブラウザのデフォルトになります。
そのように閲覧環境のデフォルトが定まらないブラウザのためにも すべての色合いを指定するのがやはりアクセシビリティではないのかなと思います。
ちなみにCSSではbackground-color とcolor、 いずれか指定の際には他方も必ず指定という事になっています。
更に色合いのコントラスを気にかけるようにするのがウェブアクセシビリティと いう事になります。
frameset
フレームはアクセシビリティの悪いものとして取り上げられています。 フレーム使用のページがホームページリーダーで読み上げられないのは おそらくフレーム間の移動がうまくいかないためだと思います。
また、フレームは効果的に使えればよいですが、 作成上も余計な手間がかかりますよね。
- 目次ページと本文ページが分離している
- target=""指定が間違う場合もある。等々
framesetを使う場合の注意点もウェブアクセシビリティでは多岐に渡っています。 それらを十分把握した上でframesetは使いたいです。
子要素はframeset(フレームセット) frame(フレーム内容指定) noframes(フレームが表示されない環境用内容)
属性
- rows="フレームの高さ"
- cols="フレームの幅"
アクセシビリティな対策としてはframeにてname属性、title属性の付加 noframesのしっかりした記述等があげられます。
あくまでframesetは見かけの便利さだけである事を十分承知しておいた方が よいですね。
関連要素と共に後日、お話しできるかと思っています。