養殖ホタテ稚貝作業の概要
石垣漁業の養殖仕様の為に同一にて感じる事の無きよう
2002年度ホタテ稚貝分散作業の光景
上はオホーツク海、サロマ湖湖口に流氷の流入を防ぐために設置されたアイスブームです。
このアイスブームによって、流氷の侵入による養殖施設被害が回避されるようになりました。
チョウチンを海水中から引き上げた状態です。重いですよ・・・
チョウチンの内側の袋「なかご」に付着しているホタテ稚貝を振り落としている
ふるい落とした稚貝を海水でゴミを洗い流し、選別機にかけています
通常は1段通しですが、今回は2段で選別しています
日本海に稚貝を購入するために、自分達が養殖現場へ出向いたときに、勉強になった木製の「通し」です
通しをかけた稚貝を、養殖籠に仮分散として稚貝を入れているところ
垂下された稚貝の状態です。 籠は「蛇腹籠」といいますが、現在は殆ど使っていません
現在は丸籠連段と言い自分は、1分目×12段×440籠とザブトン籠10段×400籠を
仮分散に使用しています
この状態は、船に養殖作業(本分散)のため、浮き玉1尺3寸×1施設9個、尺玉×42個
水槽×2個、モッコ、選別機×1台、発電機×1台、エンジンポンプ×1台
船尾方向です。 養殖籠(丸籠連段10段)×130籠
トイレ
2001年春 3月24日
オホーツク海の流氷が動き 湧別は海明け宣言。
2001年4月20日
サロマ湖の氷が溶け サロマ湖の解氷宣言
○ 山々の雪解け水がサロマ湖に流入し、塩分濃度が薄い為に施設の扶助婦作業は、塩分濃度が
規定に達するまで、待機状態が続く。
2001年5月4日
サロマ湖に沈下していた、養殖施設を浮上
○ 25sの沈石 1施設32個 10施設320個 陸揚げ
船外機船昇進丸36尺 3施設分 4航海
○ 10日に1回ホタテ稚貝の成長に合わせて、浮力玉を玉増し
2001年5月24日〜30日
ホタテ稚貝放流事業
○ 196人の湧別漁業協同組合組合員が、登栄床漁港、中番屋漁港、丁寧漁港、芭露漁港、志撫子漁港
から、Aグループ(早出)、Bグループ(遅出)に別れて、施設に向かって全速力にて出発
○ 1回の出荷数 1篭27s 33篭
Aグループ 33篭 5回出荷
Bグループ 33篭 4回出荷
○ 石垣漁業 総計 1091篭 29,623s出荷
2001年6月5日〜9日
ホタテ稚貝採苗器(チョウチン)垂下作業
○ 1施設 200蓮垂下 2,5施設 500蓮垂下
潮の流れを、見極めて、ホタテのラーバが多く付着するように、垂下をする。
2001年7月10日 予定
ホタテ養殖施設浮上
○ 付着したラーバの付いたチョウチンを海面近くに浮上させて、高水温で発育をそくしんさせる為
2001年9月1日 予定
ホタテ稚貝分譲作業
○ 12ミリ位に大きくなったラーバを選別し養殖篭に収容
○ チョウチンから出して、雑物を、除去
○ 選別器にて2段選別 12ミリ〜13ミリ 13ミリ〜14ミリ 14ミリ〜15ミリ 15ミリ〜16ミリ
○ 養殖篭に収容、施設に垂下1本200蓮 10本2000蓮
○ 終了後 1週間に1回の割合で 施設が沈下しないように、玉増し作業
2001年11月3日 予定
ホタテ養殖施設越冬作業
○ 沈石を付け施設を沈下
2001年12月 予定
昇進丸陸上に揚げる。 今年度のサロマ湖の作業は終了
2002年1月 予定
サロマ湖の全面結氷
● ほたては湧別漁業協同組合の出荷には、外海ホタテとサロマ湖内の養殖ホタテとがある。
○ 外海ホタテは、湧別海面ではA海区、B海区、C海区、D海区の4輪制を取っている、今年度の稚貝放流のホ
タテは平成16年に水揚げとなり漁業者の主たる収入源となっている。
○ 外海ホタテは歯ごたえがあり甘い。
○ 養殖ホタテは2年貝を出荷している。
○ 養殖ホタテは、サロマ湖が外海と比較して塩分が濃いので、甘い