プロバンス、オ サングリア

Au Sanglier

 マルセーユでは本格的ブイヤベースを食べました。最初にウェイターさんが料理に使う魚介類をボク達に見せにきます。しかし、しばらく待って出てきたのは具の入っていないスープとパン、そしてチーズ。彼の説明に従い、スープの中にパンを浮かべ、その上にチーズを載せてスープとともにいただきます。本格的ブイヤベースを食べたことがないボクにとっては、これで終わりかと心配になりました。それなりに美味しいことは認めますが、これだけではお腹は一杯にならないし、さっき見せてくれた大皿一杯の魚介類はスープを取っただけでもったいないでしょ?って感じでしたから。
 ボクが不満顔になってきた頃、ついに登場しました、見覚えのある「ブイヤベース」。あーあ、一安心。本場はまずスープから味わうのを始めて知りました。魚を食べなれているボクにとっては賞賛するほどうまいもんじゃないです。本場で食べたという記念と思えばそれなりの味でした。聞いたところによれば、値段の高いブイヤベースは確かに美味しいそうです。でも、高いんだから当たり前で、安くてうまいブイヤベースを見つけるのは至難の業らしいです。旅行者、特にエコノミーツアーの食事に期待すること自体が無理なのですね、はやり。('00.09) 
 

レストラン入り口


調理前に素材を見せに来る


スープを食べた後に
中身が出てくる


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