マンリー中心部から南、ノースヘッド岬の大部分はシドニー･ハーバー国立公園となっていま
す。公園内には遊歩道があり、しばらく歩いて岬の先端付近に来ると断崖に砕ける白い波が
現れ、天気が良ければ遠くには近代的な建物の並ぶシドニー中心部が見えるとのことでした
が、この日は天気も悪く、ちょっと物足りないものでした。景観だけでは飽きたところで、気を利
かしたガイドさんが変わった写真を撮ってくれました。題して「女房の手の上で遊ばれる旦
那」、どうです、そう見えますか？ ('90.04)

　シドニー・ハーバーを境にして南にあるのがボンダイ・ビーチ。アボリジニ語で「岩に砕ける
波」という意味だそうです。うち寄せる波は荒く、周囲の岩も幾層にも重なったような変な景観
を呈しています。荒い波のおかげ？でサーファーには大人気だそうです。ビーチ沿いにはボン
ダイ公園があり駐車場なども完備されています。ボンダイビーチにはたくさんの観光客や、海
水浴や日光浴をする人々、サーファーやエクササイズをする人々がいて、夏だけでなく一年中
賑わっています。その人気から、ボンダイエリア一帯は高級住宅街で、ボンダイに住むという
ことがステータスとなっています。 ('90.04)

　シドニー近郊にあるビーチの北側の代表はマンリー・ビーチ。ここも世界に名高いサーフィン
の中心地で、シドニーっ子自慢の美しいリゾート地だそうです。海岸には洒落た別荘風の建物
が並び、入り江にはヨットも多く停泊しています。 ('90.04)