石造りの建物や開拓時代を思わせる倉庫やテラスハウスを改装したカフェやショップ、石畳
の小道など、古い街並みが美しくシドニー観光でオペラハウス、ダーリングハーバーと並んで
多くの旅行客が訪れる場所です。
植民地時代、岩山が多かった(ロックスと呼ばれる所以)地区ですが、シドニーコーブからミ
ラーズポイントへの道を造るため、1843年から数十年かけて囚人たちが岩を削り、貫いた巨
大なトンネルがアーガイル・カット。ノミと金槌だけで切り出されたとされ、細かい刃の跡を見る
ことができます。土や岩石はサーキュラー・キーの埋め立てに使われました。
ロックスはクイーンエリザベス号など、世界の超豪華クルーズ船が停泊するシドニーの玄関
口ともなっています。ターミナルは2001年に大々的に改装され、全面ガラス張りの近代的コ
ンプレックスへと変身しました。 ('18.11)
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