ロックス

Rocks

 石造りの建物や開拓時代を思わせる倉庫やテラスハウスを改装したカフェやショップ、石畳
の小道など、古い街並みが美しくシドニー観光でオペラハウス、ダーリングハーバーと並んで
多くの旅行客が訪れる場所です。
 植民地時代、岩山が多かった(ロックスと呼ばれる所以)地区ですが、シドニーコーブからミ
ラーズポイントへの道を造るため、1843年から数十年かけて囚人たちが岩を削り、貫いた巨
大なトンネルがアーガイル・カット。ノミと金槌だけで切り出されたとされ、細かい刃の跡を見る
ことができます。土や岩石はサーキュラー・キーの埋め立てに使われました。
 ロックスはクイーンエリザベス号など、世界の超豪華クルーズ船が停泊するシドニーの玄関
口ともなっています。ターミナルは2001年に大々的に改装され、全面ガラス張りの近代的コ
ンプレックスへと変身しました。 ('18.11)

シャングリ・ラホテルからの景観

アーガイル・カット


ハーバーブリッジがみえる


歴史を感じる建物が並ぶ


撮ってみただけ


外国客船ターミナル


 レンガ造りのロックス・センターの地上階にはお土産屋さんやギャラリー、そして1階(日本で
言う2階)がシドニー・ビジター・センターになっています。
  プレイフェア・ストリートにある写真撮影スポットのひとつが「ファースト・インプレッション」と呼
ばれる入植記念碑。この石碑には、入植時代を象徴する鎖につながれた囚人、兵士、そして
自由移民家族の姿が3面に刻まれています。途中にある細〜い通りは「スエズ・カネル(運
河)」と呼ばれる路地。排水設備がなかった昔、大雨の降ったあと、ここを川のように雨水が流
れていたため付いた名前だとか。スエズ・カネルを曲がると「ナーシズ・ウォーク」の小道に続
きます。こちらの名前の由来は、ロックスへやって来た第一船隊が上陸後、この場所に移動
式病院を設けたところからだそう。今はギャラリーやショップ、カフェなどが並んでいて、この短
い通りには入植時代の面影がたっぷり残っています。 ('18.11)

ビジターセンター

看板

ファースト・インプレッション


スエズ・カネル


地図


ナース・ストリート


とある看板


レストラン


ダリの作品


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