ホテル、パラッゾ ヴェルサーチ

Palazzo Versace

 マリーナを望む高級エリアに位置するこのホテルは、イタリアの高級ブランド、ヴェルサーチ
がプロデュースした世界初のホテルです。妻の一言で決まったホテルで値段も超一流、しかも
ヴェルサーチに全く興味のないボクのような人間にとっては決して居心地のよい空間とは言い
難いものがあります。ただ、チェックインまでの時間を過ごすためにディルームを提供(もちろ
ん無料)してくれたことは大変ありがたかった。シャワーを浴びて、着替えしてゴルフへと繰り出
すことができたのでした。さーすがヴェルサーチ!!
 ちなみにタクシーの運転手に「ヴェルサーチ」と言ってもほとんど通じませんでした。「ヴァー
サーチ」と言った方が通じるようです。('06.10)

ホテル正面

ディ・ルーム


ロビー
  ホテルの外観はパンフレットで見るよりも敷地も狭くかなりこぢんまりしてみえますが、ロビ
ーに足を踏み入れると驚くほど広々とした空間に感じるのが不思議です。ロビー正面にあるプ
ールとその奥の海がそんな空間を演出しているようです。

ロビー

ロビーの一角にあるバー


ルーム
  各部屋はカーテンからクッション、バスローブ、グラスなどすべてヴェルサーチで統一されて
いますが、興味のないボクにとってはただただ派手な飾り付けとしか思えませんでした。部屋
も小さく(ディルームに毛が生えたような程度)、小さなラナイの向こうはすぐに道路という最悪
の条件で、スーペリアルームとして申し込んだはずなのに間違ったのでは?と思い、フロント
へ出向き再確認したくらいです。ちなみにこのホテルの最下位の部屋がスーペリアルームとな
っています。上階(デラックス・スイート、コンドミニアム)へのエレベーターはルームキーが無い
と動かすことができません。部屋の違いを見たかったのですがのぞくこともできず残念でした。

ベッドは広い

バスタブ


プール
 派手やかなソファーが点在するロビーは狭いのですが、奥に進むとガラス張りとなった壁の
向こうに白砂がまぶしいプールが広がります。その向こうにラグーン、そしてそれは海へとつな
がりゲストには奥行きを感じさせます。もちろん夜にはライトアップされムードは満点、思わず
ロビー片隅にあるバーで一杯・・・。

メインプール

夜はライトアップされる


レストラン
Il Barocco
 ホテル内のカジュアルレストランで、朝食から夕食までいずれもビュッフェスタイルで提供して
います。ここの自慢は夕食の海鮮ビュッフェだそうです。その品揃えは確かにすごいのです
が、ウェーターに聞いたら値段は一人AS$72ともっとすごいです。夫婦2人で1人前の量で十
分な僕たちにとっては、カジュアルではなくて超高級レストランで料理を食べるようなものです。
一瞬止めようかとも思ったのですが、ここは妻の手前、しかもせっかくのヴェルサーチ・ホテル
とくれば食べるしかないでしょう。
 朝食は夕食に比べて種類は寂しい(当たり前か)のですが、十分に満足できる品数でした(こ
の時は宿泊料に入っていたので朝食単独の値段は不明)。料理の味は全般的に無難な味で
した(自分の好みの物のみ食べるので当然だけどね)。

ビュッフェ・ディナー

朝食



Vanitus Restaurant
 ヴェルサーチホテルのメインレストランで、料理はもちろんサービスや料金も一流です。予約
もせずに入ってみたのですがゲストの名前をすぐに覚え、丁寧な挨拶で席に誘導されます。注
文もしないのにアーティ ・チョークの食前酒から始まりました。シェフの試作品でサービスだか
ら飲んでみてくれとのこと。アーティ・チョークはサンドイッチの具として定番の野菜ですが、そ
れを食前酒にするか? ってわけで、その味はなんとも批評できませんが、お金を出してまで
飲みたい野菜ジュースではないことだけは確かです。テーブルに置かれたはでな調味料入れ
はもちろんヴェルサーチデザインです。
 出された料理は美味しいことには間違いないのですが、この値段なら当然という味でそれほ
どびっくりするようなものではありません。当然ですが調味料入れのみならず出てくる食器はす
べてがヴェルサーチデザインです。そのデザインがうるさすぎて、料理の味を損ねているような
気がしたのは・・・ボクだけでしょうか・・・

パン

魚料理


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