ワイコロアビーチ・マリオットホテルで開催されるルアウ・ショーはなかなかの人気と聞いたので参加してみました。一般料金は＄１００程ですが、ホテルゲストは＄８０弱でした（一般シート料金、アルコール込み）。会場は海岸沿いの芝生の上（雨天の場合は屋内らしい）。ステージの前に簡易式テーブルと椅子が並べられ、ステージの前はプレミアム席となっています。その前後左右は一般席で、原則自由席なので早めに行けばステージ正面の席が確保できるかもしれません。ボクが着いたときにはほぼ満席で隅っこのテーブルしか空きがありませんでした。　ショーの1時間ほど前から女性司会者が登場し、観客によるホラ貝吹き対決やステージでのダンスレッスン、女性ダンサーたちによるパレオのファッションショーなど、司会の軽快なトークや歌も交え、ゲストを暇にすることなく盛りだくさんのステージが行われます。('15.10)

　一段落すると、約１０時間かけて蒸したといわれるカルアピッグ（豚の丸焼き）を取り出す"イム”(かまどを開く）の儀式にみんなが集まります。屈強な男性が２人がかりで砂をかき分け、蒸気を上げる熱々の石ころを取り去り、大きなバナナの皮をはがします。焼けた豚肉の香ばしく美味しい香りが漂ってきました。

　食前酒で気分もよくなり、お腹が空いたころビュッフェがオープンし、プレミアムシートから誘導が始まります。ハワイ料理が主となっていてそれなりの種類はあるのですが、いざ取り分けてみるとサラダとローストビーフくらいしかありませんでした。その分ビールをたくさん飲んだからいいか・・・。

　お腹もいっぱいになった頃にドンッ、ドンッ、ドンッという太鼓の音でショーが始まりました。どうしてあれほど腰が動くのかと思うダンスでは観客も飛び入りして踊ります。ニュージーランドのマオリ族の舞踊「ハカ」は地面を踏み鳴らし、自らの体を叩きながら相手を威嚇する戦いのダンスです。もちろん最後には観客も参加してこれまた盛り上がります。ボクのテーブルにいた外人さんも飛び入り参加。まるで他人ですが同じテーブルというだけで思わず応援したりしてしまいました。

　ショーの最後は定番のファイヤー・ダンス、素手で火を掴んで棒に火を灯したり、燃え盛る火を舌で舐めてみせたりと、体を張ったダンスはそれなりに迫力があります。前列に陣取るおばさま達は奇声？をあげて応援します。思わずこちらも見入ってしまいました。