マドリッド

グランビア通り(Gran Via)


 マドリッド市内きってのメインストリートです。 通りには銀行、有名デパート、ホテル、劇場,、高級レストランなどが立ち並び、人と車で賑いを見せています。特に夜7時頃が最も混雑する時間だそうです。建物は全般的に高くクラシカルですが、建物の中にはゲームセンターやCDショップ、ファーストフード店などのモダンなショップがあるのがなんとも特徴的で、クラシックを大切に修復しながら守り、その中にモダンを融合させているという感じでしょうか。


スペイン広場(Plaza De Espana)


 グランビア通りの終点、セルバンテスのモニュメントで知られる広場で、中央にサンチョ・パンサを従えたドン・キホーテの騎馬像が立ち, 後ろからセルバンテスの石像がこの2人を見下ろすような配置になっています。「スペインにはスペイン広場という広場が沢山あるが、マドリードのスペイン広場が一番すばらしい」とはマドリード人の言葉。でも、ボクの目には各広場それぞれに特徴があり、甲乙つけがたいところです。
 ところでドン・キホーテの騎馬像の両側に大理石の女性の像がありますが、ドン・キホーテ側は宝石箱を開く女性の像、サンチョ側は洗濯する女性の像です。一人の女性も観る人によってかくも変わるかを表現したのでしょうか?


レティーロ公園(Parque del Buen Retiro)


 「マドリードの肺」とも呼ばれる広大で緑豊かな公園で、高層ビルが立ち並ぶ都会の真中に、118ヘクタールもの広さを持つ公園があるのは、世界でもまれだとのこと。17世紀にフェリペ4世の命により建設され、1868年までは貴族だけしか立ち入ることができなかったそうです。敷地内には、多種多様な植物が並び、カサ・デ・バカス、ガラスの宮殿、ベラスケス宮殿では様々な美術展が催されています。公園の中程にある人工池を見下ろしているのはアルフォンソ12世の記念碑とスフィンクスを戴くエジプト風の噴水です。公園内は大きな遊歩道があり、市民の憩いの場となっていますが、後で聞けばスリも大変多いとのこと。田舎者の僕の目にはそんな雰囲気は全くなかったのですが、観光客はのんびり散歩とはいかないようです。


国立ソフィア王妃芸術センター(The Museo Nacional Centro de Arte Reina Sofia


 ピカソの超有名な「ゲルニカ」が展示されているソフィア王妃芸術センターは、18世紀半ばに病院として建てられた建て物だそうです。ダリ、ミロ、サウラなど現代美術の名品を所蔵しており、多くの観光客で混雑しています。なお、館内は撮影禁止となっています。
 さて、ここで印象に残ったのはミロ作「無題」。大きなキャンバスに数個の黒い点のみ・・・ミロのサインが無ければ、いやあっても「なんじゃこれ?」。入り口近くのギフト・ショップでは、展示作品に関する様々な小物や文具、書籍も販売されていて、みているだけでも楽しいです。是非立ち寄ってみてください。


プラド美術館(Museo del Prado


 15世紀以来の歴代のスペイン王家のコレクションを展示する世界第一級の美術館です。1868年の革命後「プラド美術館」と改称され、エルグレコ、ヴェラスケス、ゴヤなどのスペイン絵画が質量ともに充実、さらにフランドル、イタリアなどの外国絵画も充実しているのだそうです。
 ここで印象に残ったのはヴェラスケス作「マルガリータ王女」 。教科書にも載っていますが、実はヴェラスケスが着手し、娘婿により完成されたそうです。王女の衣裳の光沢ある絹やリボン、半透明の レースは生で見ないとわからない生き生きとした質感を生み出しています。とうてい写真では表現できません。また、ゴヤの「裸のマハ」は首の据え替えでは?なーんて俗説もありますが、本物をみると首の陰に不自然さがみられないこともありません。他にトリック・アート?も置かれるなど、何時間いても飽きない場所なのです


ホテル;Fiesta Gran Hotel Colon


 レティーロ公園近くにあり、メトロの駅がすぐそばにあるなど交通の便は最高で、いわばビジネスホテルといえます。ヨーロッパ館とアメリカ館の2つで359室の客室を持つ大きなホテルで地下道(美術館のように作品が飾られている)にてお互いの館が連絡しています。 僕たちが利用したヨーロッパ館は改装工事中。ラナイには強化ガラスによって覆われていました。ビジネスホテルと割り切ると部屋は広く感じるかもしれません。アメニティもグループ共通のものですがそれなりに使えます。


ホテル;Fiesta Gran Hotel Colon、地下道


 ヨーロッパ館とアメリカンは地下道にて連絡しています。このたびは、その地下道にて美術展が開かれていました。作品には好き好きがありますがボクの目はどーしても女性の絵に行ってしまいます・・・


ホテル;Fiesta Gran Hotel Colon、レストラン


 ホテルはレストランも2つに別れ、朝食レストランは夜にはバーに変身したりします。地下鉄駅に近いこともあり、夜は宿泊客よりも一般客で大賑わいとなります(はっきり言ってうるさいくらい)。いずれも客室数の割にとても狭く、貧弱だったのが残念でした。


レストラン:Museo del Jamon


 マドリッド駅の近くにあるレストラン。1階は肉やソーセージ、ケーキなどが売られているので外見ではただのスーパーかと思いました。階段を上り2階に上がると一応レストランの様相を呈していましたが、雰囲気としては肉屋の2階というのがありありで、ゆっくりと食事を楽しむというものではありません。こんな雰囲気なので料理の方はあまり期待をしませんでしたが、メインとして出された子豚の丸焼きは肉の味、ソースの味いずれも美味しくて、良い方に期待はずれ?でした。雰囲気よりも味と量にこだわる人向けかもしれません。ちょうど添乗員さんに進められた赤ワイン(16.5ユーロ)との相性もばっちりでとても得した気分となりました。1階ではケーキなどのデザートも売られていたのでデザートも期待したのですが、出てきたのは市販のカップアイス・・・ちょっと残念。


レストラン:Meson Cinoco Jotas


 マドリッド郊外のレストラン。BARの奥がレストラン(テーブル席)というこちらでは普通のタイプのところです。昼食でもあり、メインは白身魚のグリルでしたが、ソースと添えられたジャガイモとの相性も良く、美味しかったです。


どん底(和食レストラン)


 1975年、新宿・どん底がスペイン・マドリードに日本食レストランとして開店。現在ではマドリードでも有名な日本料理店の1つになっています。場所は街の中心、太陽広場のそばで、交通の便も良く、寿司や刺身の他、一般的な日本料理が味わえるので地元日本人のお客さんが多いそうです。この時は昼食時にツアーで行ったので、出されたものは幕の内弁当でしたが、刺身から揚げ物、煮物まで味も素材もちゃんとした日本料理でした。





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