ロンダの街は町の中を通るタホ谷によって、旧市街と新市街に分けられます。谷は断崖絶壁で、深いところでは300mにも達するそうですが、この二つの街を繋いでいるのがヌエボ橋(新橋)、ローマ橋とアラブ橋の三つの橋です。この中で100メートルの高さをほこるヌエボ橋は観光の中心です。18世紀に元々かかっていた橋が下を流れるグアダラビン川の氾濫で破壊され、その後に建てられた新しい橋ということでヌエボと名付けられたそうです。
橋から谷を見下ろすと、断崖絶壁の谷の途中にある小さなテラスにも家が建っています。そこに住む人の日常生活はどうしているのでしょうか? また家々が建つ岩肌は風雨に耐えた丸みを帯び、どっしりしているようにみえますが、はやりいつ崩れるのかと心配してしまいます。ヨーロッパは大雨や地震が少ないのでのんびりしていられるのでしょう。そうそう岸壁にはうちわサボテンが多かったのですが、ついている赤い実は食べられるのだそうです。どんな味でしょうねぇ。
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