アルル

レ・ピュブリック広場


   市庁舎前のレ・ピュブリック(共和国)広場は市民の憩いの場。広場周辺は昔ながらの建物が並びますが、一部に洒落た店も点在します。広場の真ん中には円形闘技場から発掘されたという、高さ10メートルを超えるエジプト型のオベリスクがでんと構えています。その下部にはヒゲの男の顔をした噴水があり、口からは水が滴っています。広場の北側には市庁舎、そして東側にはサン・トロフィーム教会(Eglise St-Trophime)があります。


サン・トロフィーム教会(Eglise St-Trophime)


 サン・トロフィーム教会はロマネスク様式で7世紀頃の建造だそうですが、12世紀頃に追加されたポルタイユと称する門構えがおもしろい構図となっています。正面の扉の上の「最後の審判」を題材としたレリーフには、キリストが最後の審判を下している図柄が描かれています。回廊つきの中庭は、大変美しく必見の価値があるそうです。 


ゴッホの絵の風景



 印象派画家ゴッホが晩年過ごしたアルルでは200点以上の作品を残しました。その代表作が「アルルの跳ね橋」。橋は復元されたもので、それ自体何の変哲もないのです。ただ、あたり一帯はゴッホの描いた風景がそのまま残っていることもあり一大観光地となっています。実際、ボク達がいる間に観光バスが3台も乗り付けました。どのバスも停車時間が短く、記念写真をとるのも大変な混雑です。ちなみに外人さんご一行のバスが乗り付けても日本人の行動とほとんど同じ(橋を背に記念撮影)でした。観光地巡りは万国共通なのでしょうか。
  ゴッホの作品に関しては「アルルの療養所の庭」も絵と同じように復元されています。





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