オーヴェル シュル オワーズ

Auvers-sur-Oise

 画家ゴッホが自ら生涯を閉じたパリ郊外の街がオーヴェル・シュル・オワーズ。多くの印象派の画家が滞在したことでも有名で、印象派の先駆者ドービニー、ここで印象派に転向したセザンヌ、ピサロなど。そして彼らのほかにも、日本人を含む多くのアーティストがオーヴェルに居を構え、また通っていたそうです。('13.11)

ゴッホ像(ゴッホ公園)


 17世紀にイタリア人の銀行家リオニによって建てられたオーヴェル・シュル・オワーズ城。ゴッホはこの城の庭園の裏手で自殺を図ったと考えられています。現在城は一般公開されており、印象派をテーマとしたスペクタクルコースを見学することができるようです。
 1890年、ゴッホはオーヴェルの墓地に埋葬され、その隣にはゴッホの弟テオが眠っています。テオはゴッホの死後6ヵ月後にオランダで急逝し、1914年になって、テオの未亡人によってオーヴェルのゴッホの墓の隣に新たに埋葬されたそうです。二人の墓はガシェ医師の庭から移植された蔦が兄弟の絆を示すように覆っています。

オーヴェル・シュル・オワーズ城

ゴッホと弟テロの墓


観光案内所
「オーベルの階段」はこの建物の脇にある


画家ドービニーの自宅兼アトリエ



  ゴッホが南仏サン・レミ・ド・プロヴァンスを去り、オーヴェル・シュル・オワーズにやってきたのは1890年。5月20日に到着し、7月27日に自殺するまで の短い滞在期間中に70点あまりの傑作を次々と生み出しました。ゴッホが作品の題材にした主な場所には複製パネルが立てられているので、実際の風景とゴッホの絵を較べてみることができます。

ノートルダム寺院

少しくすんでいる


オーベルの階段


実際は小径だ


町役場


今も健在


麦畑


時期が違いますが麦畑


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