代々城主が女性であり、あくまで住みやすさに重点を置いて作成された城というのが特徴であり、それを最も証明しているのが廊下。城に廊下があると侵入されたとき移動が容易になってしまうので、部屋と部屋をつないだ形式が一般的ですが、この城には廊下が造られています。また階段は城内での攻防戦を考えて螺旋階段にするのが普通なのに、直線の階段となっています。
城内には、ディアーヌ・ド・ポワチエやカトリーヌ・ド・メディシスの居室のほか、カトリーヌの娘たちの部屋、アンリ4世の寵妃のガブリエル・デストレの居室などがみられます。
入り口を入ってすぐの護衛の間は、武装した宮廷付きの護衛が詰めている場所で、16世紀のタペストリーが非常に目立ちます。
フランソワ1世の居室では「三美神」の絵。ルイ15世が相次いで寵姫としたネールの3姉妹がモデルなのだそうです。
|