ブリザード

メルタウェイ・ベイ(Melt Away Bay)


 雪解け水でできたというビーチはメルタウェイ・ベイ(Melt Away Bay)。タイフーン・ラグーンと同じようにビーチ周囲は砂浜となっています。地吹雪のような風の音とともに、小さな波が不規則につくられています。プールの大きさや波の規模としてはタイフーンには及びまんせんが、それなりの気分は味わえそうです。スキー板のついたリフトで上る雪山からはテーマパークのシンボルを一望でき、このパークの大きさを再確認できます。


クロスカントリー・クリーク(Cross Country Creek)


 パーク内をゆったりと流れる約1kmの川はどこで乗り降りしてもOK。浮き輪に乗っかってのんびりと日光浴できます。ただし、途中に滝があるのを忘れてはいけません。この滝の水は雪解け水(の設定)でけっこう冷たいので、途中で目が覚まされます。
 パーク内には10歳以下の子供達が遊べるアスレチックプール(ブリザートビーチ・スキーパトロール・トレーニング・キャンプ;Ski patrol training Camp, Tike's Peak)もあるので小さな子供連れでも十分に楽しめます。


ボディ・スライダー


 ここの目玉は、スキーのジャンプ台をイメージしたボディ・スライダー、サミット・プラメット(Summit Plummet)です。高さ39m、角度60度、時速90キロは出る(これはスキーのジャンプとほぼ同じ)しかもジャンプ台の踏切板は飾りだけで、その中を通る(つまり暗いトンネルの中に吸い込まれていく)ので、ゲストの叫び声がトンネルにこだまするから、周りで見ている者にとって余計にスリルを感じてしまうのです。
 これはちょっと無理かな、という人にはお隣のスラッシュ・ガッシャー(Slush Gusher)。これもボディ・スライダーですが、コースは3段になっているために滑り落ちるスピードも遅く、途中からバンザイをする余裕の人もいるくらいです。


ボート・スライダー


 円形の救命ボートを使った滑り台はチームボート・スプリングス(Teamboat springs)。これは小さな子供も参加できるため、なかなかの人気で結構並びます。外人の子供3人と計5人が乗って滑り出しました。私と妻は「ぎゃー!ぎゃー!」ものであったが、一緒の子供達はもう何度も乗っています。他人が入ったためでしょうか、うんもすんもなく冷静に乗っていました。かえってこっちが恥ずかしい思いをしました。
 浮輪やマットを使う滑り台は終点で順番を待ちます。降りてきた人から浮輪をもらい、かついでスタート地点へ向かうのです。スキーと同じで降りるのはあっと言う間ですが、登るのは結構しんどいです。これって準備運動には最適なのかもしれません。


浮き輪スライダー


 浮輪に乗って降りる滑り台がランオフ・ラピッズ(Runoff rapis)。これは3コース用意され、両端のコースはハーフ・パイプですが、真ん中は全部パイプです(チューブコース;つまり中は真っ暗)。チューブコースではゲストも滑り出した途端に「きゃー!!!」の叫び声がこだまします。これは心臓に悪いと考えるボクのような人は当然ハーフパイプコース。妻と2人乗りの浮輪で滑るのですが、これは水音痴でもこれはけっこう楽しめました。
 専用のマットに寝そべって、頭を先頭にして滑るスノー・ストーマーズ(Snow stormers)。スキーのスラローム競技をイメージしたこのコースは隣と競争ができるという憎い演出です。スタート時にはちゃんとレディ・ゴーの掛け声までかかり、競争する気などなくてもなんだかがんばる気持ちになるのが不思議です。ただし水が苦手なボクのようなものは、滑り降りる恐怖より顔が水に浸いている恐怖の方がめちゃくちゃ強いものでした。


ロッタ・ワッタ・ロッジ(Lotta Watta Lodge)


 ブリザードビーチ内にあるレストランで、もちろんビールも販売しています。ユニークなのは“ここまでやる!”って感じのデザインで、屋根から氷柱までが下がっています。ピザやハンバーガーなど軽食しかありませんが、昼食には十分でしょう。
 レストランの横では雪上車がアイスクリームを売っています。コンセプトはあくまでもスキー場なのです。





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