グレート バリア リーフ

クルーズ船


 今回利用したクルーズ船はグレートアドベンチャー社。中型のカタマラン(双胴船)に搭乗し、グリーン島とフィッツロイ島の2島を巡るクルーズです。遠くアウターバリアリーフへ出る場合は300人乗りの大型のものになるそうです。僕らが乗船すると、出発前に救命胴衣の位置や使用方法を乗務員が説明し、まるで航空機にでも乗ったようです。緊急時の話をいきなりされるとこの船は本当に大丈夫なのだろうか?なーんていらぬ心配をするのは・・・たぶん水に弱いボクだけでしょう。


グリーン島(Green Island) 桟橋



 ケアンズから最も近い(高速艇で約40分)グレートバリアリーフ、それがグリーン島です。島の全てが珊瑚ででき、周囲がエメラルドグリーンの海で囲まれた島で、「珊瑚礁の中にある緑の島」という意味でのグリーン島かと思っていましたが、島の名前の由来は天文学者のグリーン氏に由来しているそうです。
 高速船が停泊する桟橋の先には海中展望塔があります。海中に作った地下窓から美しい珊瑚の海とその中をカラフルな熱帯魚が泳いでいく様子が見られます。こちらは潜水艦に乗った気分になれそうです。
 島の桟橋からは船の底がガラス張りになっているグラス・ボトムボートが出ています。日本語で書かれた案内板があるので迷うこともありません。ボクのように全く泳げない人でもこれに乗れば潜水気分も味わうことができるので安心です。


グリーン島(Green Island) 島内


 グリーン島の一番の特徴はもしかしたら白く美しい砂浜かもしれません。それほど魅力的なビーチが島を取り囲んでいます。
 島は意外に小さく、1周しても1.6キロくらいだそうです。しかしその中には映画館や熱帯博物館、クロコダイルやウミガメが見られるマリンランドなどがあり見所は沢山あります。また宿泊施設もあるので数日暮らすことも可能な島なのです。


フィッツロイ島(Fitzroy Island)


 知名度ではグリーン島に負けますが、グレートバリアリーフの美しい珊瑚礁に囲まれた自然の美しさでは負けない島がフィッツロイ島です。この島の特徴は熱帯雨林の緑が多く、ビーチもジャングルも両方楽しめてしまうということでしょうか。グレートバリアリーフでは少し珍しいタイプの島です。
 高速船を降り数十メートルの桟橋を渡ると遠浅のビーチが広がります。遊泳している人はほとんどいませんから、ほとんどプライベートビーチ気分を満喫できます。グリーン島ほどきれいな砂浜ではありませんが、山歩きに興味の無い人でもこのビーチには満足できるでしょう。


フィッツロイ島(Fitzroy Island) トレイル


 島内には30分から1時間半程度の4行程の熱帯雨林散策トレイルがあり、島での滞在時間と自分の体力とに合わせて楽しむことができます。最短コースでも2キロ弱の登りを含む山道を歩くことになり決して楽な道のりではありませんが、その頂上から眺めるグレートバリアリーフの風景もまた格別なものです。


フィッツロイ島(Fitzroy Island) バーベキュー・ランチ


  フィッツロイ島でのバーベキューランチは、まず手にした皿からはみ出しそうな大きさの肉がいきなり乗せられることから始まります。こんなにでかい肉をどうやって食べるの?なんて考えていたら、有無も言わせずにソースをこれまた大胆にかけられてしまいました。もちろん焼き方のリクエストなんてできるはずもなく、「こげが多く、歯ごたえのある肉」は急いで食べることはできません。ビールでも飲みながらゆっくり時間をかけて食べましょう。





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