電気管理メモ


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2005年1月22日(土)
雪かきの毎日です

今日も雪・昨日も雪・一昨日も雪・・・点検業務も雪かきがメインになりそうです。

2005年2月8日(火)
ケーブルヘッド短絡事故

正月早々短絡事故発生。
重耐塩形のケーブルヘッドの3相短絡。
塩分を含んだ湿った雪に覆われて短絡した物と思われます。
海岸に接しているが、一般的には、考えられないような現象です。
幸いにも、区分開閉器の過電流ロックにより、波及には、至らなかった。
1年前にSOG付きに取り替えたばかりでした。

2005年2月9日(水)
蛍光灯のコンデンサー破裂

(小野電設保安事務所提供)
蛍光灯器具のコンデンサー破裂事故。
T社製蛍光灯器具FLR40W2 昭和60年製。
PCB入りではないが、液漏れ等の予兆もなく
突然破壊されたもの。
大事には至らずが、寿命の予想ができません。
同年代の器具は、今後も再発のおそれあり、要点検。

2005年2月11日(金)
PASの欠相事故

構内配電線路の第2電気室受電用PASの欠相事故があった。
第2電気室系統のの動力機器がトリップしたため調査を実施した。
高圧の1線欠相と判明。
PASを降ろして分解点検実施したら、可動子のピンが脱落し完全に開放状態であった。
原因は、毎日の開閉操作による機械的疲労と思われる。
電気的には、ほぼ無負荷状態での操作であったので異常は、認められなかった。
対策として、開閉頻度を押さえるため休日のみ開放することにした。

新品のPAS取り替えることにした。が。

そのPASは、予想もつかない欠陥品であった。
次項に続く。

2005年2月11日(金)
PASの欠陥品

前述の第2電気室受電PAS破損により、新品に取替工事を実施。
工事終了後、PASの開閉表示の「切」を確認の上第1電気室より送電した。
すると、第2電気室のトランスが充電状態になった。
PASの開閉表示用の矢羽根は、「切」表示にあるのに「入」状態であった。
PAS投入までは安全確保のため、第2電気室の作業員を全員退去させていたので、
災害は発生しなかったものの一つ間違えば大事故になりかねず、冷や汗が出てきた。

原因は、PASの下側のカバーが反対向きに取り付けられていた。
「入」「切」表示は、下カバーのみに印刷されており矢羽根は、上カバーにあった。
下カバーは、どちらの向きにでも取り付けができるのは、初歩的な設計ミスである。
机上での設計ではなく、もっと安全性・現場熟知した設計思想が望まれる。

直後、メーカに調査・改善策の報告書を求めた。

2005年2月17日(木)
GR付PASのZCT焼損

構内架空配電線のGR付PASの特性試験を実施したが、動作せず本体の下カバーを外して調査をおこなった。
下カバー内部に黒く溶けて固まった樹脂がこびり付いていた。
内部点検の結果ZCTに焼損痕があり、これより湧き出たものであった。
雷害による焼損と思われる。
避雷器は、数カ所設置してあるが、この事業所は、広大な河川敷内にあるため常に雷害にさらされている場所です。

PAS本体の取り替えを実施した。

2005年2月19日(土)
PFの損傷

年次点検でLBSを点検中、白い粉が落ちてきたので不審に思い、
PFを取り外し、点検をおこなった。
LBS用限流フューズ(PF:G30A500MVA)の磁器製筒の上部に
クラックが入っているのを発見した。
クラックは、筒の半周くらいまであり、白い粉は、筒内に封入
された消弧剤であった。
原因は、PFの上部及び下部の取り付け金具の締め付けバランスが
悪いか、強く締め付けすぎたものと考えられます。
LBSは富士電機製です。

予備ヒューズと交換し、金具の締め付けも調整しながら取り付けた。

2005年2月20日(日)
CKSヒューズ溶断

電灯分電盤(1φ3W)の主幹CKS3P60A
R相のヒューズ(60A)過負荷により溶断した。
過負荷というよりも60A近い負荷電流が長時間流れたため、
ヒューズ全体が過熱し、筒自体が炭化して溶断寸前であった。
ヒューズ取り外しと同時にばらばら崩壊した。
予備ヒューズに取り替し、負荷のバランスをとった。 
OA機器の増設により、容量不足となっていた。
40年程前の設備で、以前より発熱があり改修をお願いていた。
予算の都合上実現せずにいたが、この事故を契機に今期改修予定である。

2005年2月21日(月)
HID用安定器焼損

HID400W(HF)用の安定器より煙が出ているのを発見し、消火器で消し止めた。
幸いにも、他への延焼は、初期消火により食い止められた。
安定器廻りを焦がした程度で済んだ。
安定器のリード線部が、完全に焼け切れていた。
当初は、リード接続部の接触不良によるものと考えていたが、安定器を分解調査した結果、
内部のコンデンサーが焼損し、リード線に燃え移ったものであった。
設置後20年程度経っている安定器である。
メーカに調査依頼するも寿命との回答あり???
他の5台も心配ですね・・・

2005年2月24日(木)
トランス端子の過熱

変台上に1φ200kVA 6.6kV/3.3kV x 3 をΔで使用しています。
中央の変圧器の3kV側の端子の樹脂製のカバーに穴が開き変色してるのを発見した。
端子部の接触不良による過熱と判断し、運転を停止し、点検を実施した。
状況から200℃前後まで上がったものと思われます。
外観・内部点検結果、ブッシング及び内部導体・シール部も過熱により劣化しており、
一式取り替え修理を行った。

今後の対策として、増す締めを確実に行い、マーキングをし、示温テープを貼付した。

2005年2月25日(金)
「私が冬対策にガムテープ貼りを施しても、雪のはいる原因」

「諏訪電気管理事務所提供」
年次点検で高圧機器の絶縁低下が見られたので点検した結果、3相一括クリートの不良と考え取り替えを実施した。
しかし思ったほどの絶縁の回復は、認められなかった。
冬季の月次点検でキュービクル内への雪の侵入痕があったため、吹雪の時に何度も臨時点検を実施した。
その結果、キュービクルの屋根の隙間より雪が吹き込みLBSに雪がのっているのを確認した。
そのときにLBSの開閉用の樹脂製のロットにトラッキングを発見した。
すぐにお客様に写真等で危険性を説明し、LBSの取り替え工事を実施した。

「事故の未然防止ができお客様にも喜んで頂くとともに信頼も向上し満足しています」(本人談)
雪の吹き込みの原因は、減設業者がトランスの入れ替時、キュービクルの屋根を解体して行ったため、その時に出来た隙間が原因であった。
対策としてキュービクルの隙間のコーキングを実施した。

この事業所は、1年程前より担当しています。

2007年5月23日(水)

VT・CTのトラッキング
揚水ポンプ場の電気室内の老朽劣化が著しく、とくに高圧機器類にトラッキング痕が随所に見られた。
次回の年次点検に高圧配線・機器一式取り替えを行った。
このとき、CB式よりPF-S方式に回収した。

2007年5月23日(水)
2007年5月23日(水)

6kV系に3kVの避雷器
6kV受電室改修中に3kVの避雷器が取り付けられているのを発見した。
当初は、3kV電気室だったらしいが、避雷器だけが更新されていなかった。

2007年5月23日(水)
2007年5月25日(金)
2007年5月25日(金)
VT・CTのトラッキング