北海道医療新聞社

▼バックナンバーはこちらから
週刊:北海道医療新聞

2023年(令和5年)1月22日付

24年度診療報酬改定 議論の整理案を了承
厚労相が中医協に諮問

 中医協総会が開かれ、厚生労働省から出された2024年度診療報酬改定に係るこれまでの議論の整理案(骨子)を了承、武見敬三厚生労働大臣が諮問を行った。パブリックコメントを19日まで実施、公聴会を終え、今後個別改定項目の議論に入る予定で、2月上旬にも答申が行われる見通しとなっている。


こころのケアセンター ウトナイ病院オープン
法人の外来機能を集約 地域医療連携室も新設

 苫小牧市の植苗病院は移転新築し、こころのケアセンターウトナイ病院(片岡昌哉理事長、高木果院長・180床)として23年12月にオープンした。法人全体の外来機能を集約させるため、診察室を増やして患者増に対応。また、スタッフルームを広く取るなど、職員の待遇改善も図った。


在宅・救急医療実態調査 蘇生希望しない救急要請あり

 北見市がまとめた在宅医療・救急医療に関わる実態調査結果で、蘇生を希望しない高齢者が搬送されている実態が明らかとなった。


賃金「見合っていない」8割 採用まで3カ月以上が過半数
─日本ケアマネ協会

 日本介護支援専門員協会のまとめた居宅介護支援事業所に勤務するケアマネの人材確保に関する実態調査によると、主任ケアマネを含むケアマネの約8割が専門性、重要性に見合った賃金ではないと感じていると分かった。人材確保・定着に向け賃金見直し、業務負担軽減を求める声があらためて浮き彫りになった。


21年度国民医療費 入院3.2%増・入院外7.6%増
循環器系疾患が6兆円超で最多

 厚生労働省は、医科・歯科診療費や薬局調剤医療費、入院時食事・生活医療費、訪問看護医療費等を合わせた国民医療費(評価療養、選定療養、生殖補助医療等は除く)の2021年度概況をまとめた。診療種類別で医科診療は、前年度から5.3%増の32兆4025億円、うち入院3.2%増(病院3.3%増、診療所0.1%減)の16兆8551億円、入院外7.6%増(7.5%増、7.7%増)の15兆5474億円だった。歯科診療は4.9%増の3兆1479億円、薬局調剤が3.0%増の7兆8794億円などで、総額は4.9%増の45兆359億円と2兆円以上の増加となった。


●特定労務管理対象機関 札幌東徳洲会を初指定 B水準、C?1水準で
●柏葉会新病院 名称「札幌柏葉会病院」 新たなロゴマークも制定
●有床診 人手不足と厳しい経営 入院・外来両方で手当てを─日医総研調査
●処遇改善支援補助金サービス別交付率公表 2月から介護職員賃上げ

 月6000円相当─厚労省
●紹介手数料1施設812万円 8割近くが有料紹介会社を利用─日慢協調査

ご注意/このサイトに掲載されている記事、写真、図表などの流用・無断転載を禁じます。