北海道医療新聞社

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週刊:北海道医療新聞

2022年(令和4年)10月31日付

道内研修医5人減の316人 22年度採用 マッチング時から増

 道のまとめによると、2022年度の道内研修医採用数(4月1日現在)は前年度から5人減の316人、04年度に新卒後医師臨床研修制度が始まってから、15、17年度と並ぶ過去6番目の水準だった。前年度マッチ者数からは3人増えており、11年ぶり2度目の上積みとなった。


介護医療院の3割強が赤字 経常利益率が4.4%と低下

 福祉医療機構(WAM)が公表した介護医療院の2021年度経営状況に関するリサーチレポートによると、コロナ禍においても入所利用率や利用者1人1日当たり事業収益など収益面での大幅な変化はみられないものの、経常利益率が前年度比4・2ポイントダウンの4・4%になるなど、赤字施設割合が31・8%(?型24・6%、?型46・4%)に拡大。介護報酬改定で創設された加算の算定率が低く、廃止された移行定着支援加算の減収分を補えていない可能性があるとした。


札医学部定員 23年度道内3校は320人確定 全国10人増の9384人に

 文部科学省は、防衛医大を除く全国81大学の2023年度医学部(医学科)入学定員について、前年度比10人増の9384人とする計画を公表した。道内3医育大は、北大が歯学部振替枠再活用の見送りで7人減の105人、旭医大と札医大はともに増減なく、それぞれ105人、110人の計320人となり、増員が始まった08年度以降2番目に少ない水準。


岩見沢市 新病院基本計画を策定 462床・診療科28科で28年春に開院

 岩見沢市は、岩見沢市立総合病院(小倉滋明院長・484床)と北海道中央労災病院(大塚義紀院長・199床)の機能集約・再編統合による「新病院の基本計画」を策定した。病床数は、新病院開院予定の2028年度の患者需要に対応できる462床を予定で、25年度中の着工、27年度の完成、28年春の開院を目指す。


札幌渓仁会リハビリ つながるリハで在宅支援 8割の患者で活動拡大

 中央区の札幌渓仁会リハビリテーション病院(田中繁道理事長、橋本茂樹院長・155床)は、退院支援セラピストが院内スタッフと連携しつつ、短期間の訪問リハビリで回復期から在宅生活再開期に向けてのきめ細やかな支援「つながるリハプロジェクト」を実施。屋外など個人活動量の改善に役立っている。


●在宅医療次期指針 訪問リハ・栄養食事指導を追加へ 第8次医療計画

●感染症学会が注意呼びかけ 同時流行時のオンライン診療

●思春期対応を議論 皮膚科心身医学会 旭川で11月6日

●道東勤医協 公益性高い事業展開へ社会医療法人化

●名寄市立 水腎症の基準明確化 他疾患も早期発見

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