北海道医療新聞社

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週刊:北海道医療新聞

2022年(令和4年)10月17日付

公営病院決算 料金収入減も総収支改善 21年度 医業収支比率は低下

 総務省がまとめた2021年度地方公営企業決算の概要によると、全国の公営企業型地方独立行政法人を含む公営病院681事業(前年度比2事業減)の決算規模は2・1%増の6兆958億円となった。独法を除くとわずかながら3年連続のプラスだった。


オンライン服薬指導 薬局以外の場所でも可能

 厚生労働省は、オンライン服薬指導の実施要領を通知した。薬剤師がオンライン服薬指導を行う場所は、薬局以外の場所でも可能とした上で、調剤を行う薬剤師と連絡を取ることができ、患者のプライバシーに配慮がなされ、患者から対面での服薬指導への移行の求めがあった場合に、オンライン服薬指導を行った薬剤師又は他の薬剤師によって当該求めに対応可能であることとした。


医学部22年度入試合格率 道内全校、男性が上回る 文科省調査

 文部科学省は、全国81大学医学部(医学科)の2022年度入試における男女別合格率を取りまとめた。受験者数に対する合格者数の割合は男性が14・19%、女性は13・07%だった。不適切入試問題を受けて同省が調査の対象とした13年度入試以降、前年度はわずかながら初めて女性の合格率が男性を上回ったが、22年度は男性が約1・1ポイント上回った。


五稜会 精神科デイケア 足腰強化プログラムを開発

 北区の五稜会病院(中島公博理事長、193床)は、新型コロナウイルス感染症の感染拡大によって、精神科デイケアにおける活動が制限されるなか、運動不足解消、運動機能改善に向けた足腰強化プログラムを実施。その効果を検証したところ、長座体前屈の測定値向上のほか、体力トレーニングへの意識向上などにつながることが分かった。


札幌西円山 褥瘡発生因子を検証 診療計画書作成率が深く関与

 中央区の札幌西円山病院(田中繁道理事長、浦信行院長・603床)は、各病棟における褥瘡発生率やWOC相談件数、褥瘡回診依頼件数、褥瘡診療計画書作成率など褥瘡に関するさまざまなパラメーターを検証。特に褥瘡診療計画書作成による適切なアセスメントが発生率に影響していることが分かった。


●「総合確保方針」改正へ、盛り込むべき5項目の論点提示

●病床確保料の調整、取扱い方法など コロナ包括支援事業Q&A発出

●22年度理事長賞に佐藤氏 ノーステック財団贈呈式

●渓仁会真駒内在宅クリニック STを3人配置 神経難病など幅広い疾患に対応

●五輪橋訪問看護ST 個別の災害マニュアル作成 地域の社会資源活用

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