北海道医療新聞社

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週刊:北海道医療新聞

2022年(令和4年)10月10日付

マッチング中間公表 本道1位希望者数318人

 医師臨床研修マッチング協議会は、2022年度マッチングの中間公表時点における希望順位表登録者数(1位希望参加者数)をまとめた。本道は3医育大病院が前年度から4人増の58人、マッチングに参加した臨床研修病院54病院(前年度53病院)が24人増の260人、合計は28人増の318人だった。3年ぶりの増加で、2年ぶりに300人を超え、過去5番目の水準。9年連続の300人台がほぼ確定的であるほか、最終的にマッチ者数をどの程度上積みできるかが期待される。


第2期循環器病対策推進基本計画へ 関係学会・団体等の指標案など協議

  厚生労働省は、循環器病対策推進協議会第9回会合を開催。2024年度からの第2期循環器病対策推進基本計画の策定に向けて、指標の更新を行う、第8次医療計画や第9期介護保険事業計画と連携した内容にする、感染拡大時でも機能を維持できる医療体制を整備するとの基本的な考え方に沿って、26関係学会・団体等のヒアリングによる提案まとめ、厚生労働科学研究の提言などについて協議した。


マッチング中間公表 大学病院本院1位希望者数 旭医大が全国14番目

  医師臨床研修マッチング協議会がまとめた2022年度マッチング中間公表結果によると、防衛医大を除く全国81大学病院本院で1位希望者数が最多だったのは3年連続の東大で78人(前年度比1人増)、次いで前年度4番目だった東京医科歯科大が58人(8人増)、前年度2番目だった大阪医科薬科大が57人(13人減)と続いた。


高橋病院 移転新築へ来春着工 リハ室拡充、機能回復強化

 函館市の高橋病院(高橋肇理事長・119床)は、2023年春の着工、24年秋のオープンを目指し移転新築を計画。利便性と環境を整え、ICFに基づいたリハビリや高齢者、長期入院患者等の身体機能のさらなる維持回復に向けた強化を進めていく。


リハビリテーション・ケア合同研究大会 皆が役割もつ地域共生社会へ

 日本リハビリテーション病院・施設協会(斉藤正身会長)など6団体の合同主催によるリハビリテーション・ケア合同研究大会(大会長・橋本洋一苫小牧東病院理事長)が苫小牧市で開催された。シンポジウムで岡田直人北星学園大福祉計画学科教授が登壇し、地域共生社会における専門職の役割や、具体的な取り組みについて解説。就労移行支援事業所クロスジョブ札幌の角井由佳作業療法士は途切れない支援の重要性、札樽病院リハビリテーション療法部の?橋美月クラークは交通事故で高次脳機能障害となり、就労支援を受けて同病院に就職した現状を報告した。


全世代型社会保障構築会議 医療・介護改革で論点明示

 政府の「全世代型社会保障構築会議」が開かれ、医療・介護制度の改革について議論。2025年までに全ての団塊の世代が後期高齢者となる中で、制度的な対応が急務とし、増加する医療費を公平に支え合う仕組みの強化や、社会経済の変化に対応した医療・介護の提供体制構築の改革実現が必要として、具体的な論点を示した。


●在宅で積極的役割を担う医療機関 次期医療計画で位置づけ

●厚労省 医療DXビジョン推進チームの議論開始

●脳卒中センター 半数で診療制限 学会、第7波の影響調査

●北斗 緊急画像連携システム 十勝でのICTネットワーク構築へ

●坂野臨床工学技士 ペーパークラフトAED開発

●評価機構 4〜6月医療事故報告 本道は8施設17件

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