北海道医療新聞社

▼バックナンバーはこちらから
週刊:北海道医療新聞

2022年(令和4年)7月4日付

常任理事定員増で、組織力強化へ─日医 新会長に松本会長

 日医は、第151回定例代議員会を開催。任期満了に伴う役員改選を行い、会長選では松本吉郎氏が投票総数371票のうち310票の支持を集め、松原謙二氏を破り、初当選した。副会長には猪口雄二氏が再任となったほか、角田徹氏、茂松茂人氏が新任となった。道内からは、松家治道氏(道医会長)が理事に選ばれた。


総収益7.0%増 収支差圧縮─道立病院21年度実績見込み

 道は、道立6病院の2021年度経営状況・取組実績(実績見込み)をまとめた。総収益は前年度比7.0%増の89億600万円、総費用は0.5%減の139億7900万円となり、収支差は50億7300万円のマイナスだったものの、6億5500万円の赤字圧縮となった。


自己免疫疾患発症に関与 アダプター分子STAP─2抑制で治療可能性─北大薬グループ

 北大薬学研究院の松田正教授らの研究グループは、細胞内シグナル伝達に関わるアダプター分子「STAP─2」が、免疫応答活性化とそれに伴う自己免疫疾患の発症に関与する新たな機能を持つことを発見した。STAP─2の発現量や働きを制御することで、自己免疫疾患の治療薬開発につながることが期待されるとしている。国際的な免疫学専門誌「The Journal of Immunology」に6月21日付でオンライン公開された。


カレスサッポロ 2施設統合の新病院着工 スーパーセル看護など新機軸導入

 中央区の社会医療法人カレスサッポロ(大城辰美理事長)は、札幌総合卸センター商業団地跡地(東区北6条東3丁目)で新病院の建設を開始した。同法人が運営する時計台記念病院(藤井美穂院長・225床)と、北光記念病院(櫻井正之院長・145床)を統合する形で、独自のスーパーセル看護方式を導入するなど、さまざまな新機軸を積極的に導入していく。


道内一般病床 利用率急落 20年病院報告、各区分で在院延伸

 厚生労働省の2020年病院報告の概況によると、新型コロナウイルス感染症の影響などで、短縮傾向が続いていた道内一般病床の年間平均在院日数は前年から0.7日延伸の17.8日、病床利用率は5.7ポイント低下の69.2%に急落した。精神病床は在院日数が大きく延伸し、利用率も低下。療養病床も在院が延び、利用率が下がったが、影響は小幅だった。


●専門医機構 採用上限追加を提案 特別地域連携、育児支援で

●協議会の機能拡充 がん拠点病院指定要件WG 新整備指針案を議論

●医療観察法病床 北大開院で全国850床に 4月現在の在院者数818人

●離床センサー活用を見直し フローチャートで適正使用 北海道循環器

●急変時対応や看取り強化検討 在宅医療WG 災害支援体制も

ご注意/このサイトに掲載されている記事、写真、図表などの流用・無断転載を禁じます。