北海道医療新聞社

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週刊:北海道医療新聞

2022年(令和4年)4月25日付

道内専攻医22年度採用数 13%増、過去最多342人

 日本専門医機構は、2022年度専攻医の採用数(3月末現在)を公表した。本道は前年度に続いて臨床検査を除く18基本領域で採用者があり、合計は前年度から39人(12.9%)増え、過去最多の342人となった。3月に初期臨床研修を終了した20年度研修医数(350人)の98%の水準。領域別最多の内科は88人(前年度比3人減)、外科は31人(4人減)に減り、総合診療は15人(5人増)だった。


道厚生連22年度事業計画 医業収益1.1%減828億円 コロナ対応、地域完結型等を推進

 道厚生連は、事業収益前年度予算比1.2%減の852億8900万円、医業収益1.1%減の828億3600万円に上る2022年度事業計画案を決定した。新型コロナウイルス感染症によっては経営に大きな影響を受け、一層厳しい局面が予想されるとし、自立経営を図り、地域完結型医療や地域包括ケアシステムに貢献するため必要な「あるべき姿」を求め、不断の改革を推し進めるとした。


札医大久野G 長寿遺伝子「SIRT1」 抗がん剤副作用を軽減

 札医大薬理学講座の久野篤史准教授らの研究グループは、抗がん剤の一つドキソルビシンの副作用で生じる心不全に対し、長寿遺伝子である脱アセチル化酵素サーチュイン1(SIRT1)が保護的に作用すること見出した。その機序として、傷ついたDNAの修復に重要な役割を果たすヒストンH2AXの機能調節にSIRT1が関わっていることも判明した。


札幌清田整形外科 5月6日に新病院オープン

 清田区の札幌清田整形外科病院(片平弦一郎理事長・109床)は、敷地内で進めていた病院建て替え2期工事を27日に終え、5月6日から新病院での診療を開始する。すでに2021年5月から1期工事で完成している新病院の一部で、病床数を減らして診療・入院対応を行っており、グランドオープンによって、病床はフル稼働が可能となる。


札幌東徳洲会 RPAで働き方改革推進 定型業務時間を短縮へ

 東区の札幌東徳洲会病院(太田智之院長・325床)は、働き方改革の一環で、医事課のパソコン業務にRobotic Process Automation(RPA)を導入。自動化を進めることで単純作業にかかる時間が大幅に短縮し、コストや超過勤務の削減につながっている。


●厚労省緩和ケア部会提案 がん診療連携拠点病院指針見直し 精神心理的な苦痛緩和の専門医配置を

●看護職員の処遇改善仕組み創設へ 医療機関に特別調査実施

●合格基準設定など論点 共用試験公的化へ厚労省

●恵佑会札幌 咽喉頭がんにダビンチ手術 出血少なく低侵襲

●市立函館 遺伝子細胞生物検査センター スタッフ間で資格取得の協力体制構築

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