北海道医療新聞社

▼バックナンバーはこちらから
週刊:北海道医療新聞

2022年(令和4年)3月28日付

医業収支比率が大幅低下 20年度道内市町村病院 経常収支は黒字

 道がまとめた市町村病院事業の業務概況によると、新型コロナウイルス感染症の拡大が始まった2020年度、80事業87病院(前年度と同数。うち7事業7病院は民間譲渡や診療所化による想定企業会計)の医業収益の合計は前年度から大きく減り、医業収支比率は過去10年で最も低い78.8%(前年度比4.7ポイント低下)だった。一方、経常収支の合計は初の黒字となり、黒字額は90億2600万円、経常収支比率は6.7ポイント上昇の103.6%となっている。


公私連盟21年度調査 赤字病院は76.9%と3.4P改善 赤字額1980万円と厳しい経営続く

 全国公私病院連盟がまとめた、2021年度病院運営実態分析調査結果によると、総損益差額からみた赤字病院割合は76.9%で、前年度より3.4ポイント黒字病院が増加した。しかし100床当たりの医業損益差額は1979万円の赤字となっており、依然厳しい経営が続いている。


医師国試 道内合格8年連続300人超 合格率 3大学とも平均未満

 厚生労働省が公表した第116回医師国家試験の学校別状況によると、道内3医育大の合格者数合計は前回より2人少ない319人で、8年連続の300人台となった。うち新卒は5人増の312人。合格率は2001年以降初めて、3大学がそろって全国平均未満となった。新卒は、北大と旭医大が平均をわずかながら上回った。


手稲渓仁会 栄養部がタスクシフト・シェアに積極参加 管理栄養士が指示箋代行入力

 手稲区の手稲渓仁会病院(田中繁道理事長、成田吉明院長・670床)は、管理栄養士が主体となって、栄養指導指示箋の代行入力に向けたシステムづくりを実施。医師の指示箋入力の負担を大幅に軽減するなど、働き方改革に関するタスクシフト/シェアを広げている。


●外来機能報告GL 「紹介受診重点医療機関」明確化 地域の協議の場の進め方盛り込む

●全世代型社会保障構築会議 医療・介護・福祉等の論点提示

●免疫記憶のシーズ創出 AMED革新事業 22年度目標を決定

●札幌南一条 ハンディーエコーで尿量測定 尿道留置カテの離脱をサポート

ご注意/このサイトに掲載されている記事、写真、図表などの流用・無断転載を禁じます。