北海道医療新聞社

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週刊:北海道医療新聞

2022年(令和4年)2月11日付

道内病院 21年度上半期681床減少 療養病床が大きくダウン

 道の病院現況調査(2021年10月1日現在)に基づく本紙集計によると、病院は546施設、総病床数は9万1540床となり、20年度上半期で681床の減少となった。種別は、一般が133床減、療養が467床減、精神が52床減、結核29床減で、感染症は変動がなかった。


労働上限規制「全く知らない」2割弱 上限水準内容 半数近く知らず

 厚生労働省は、勤務医に対する情報発信に関する作業部会第3回会合を開催。医師の働き方改革に関する勤務医に対するアンケート調査の結果について報告した。「医師の時間外労働の上限規制が2024年度から開始となる」ことを「よく知っている」17.3%、「ある程度知っている」が38.5%と6割近くを占めたものの、医療機関によって4〜8割のばらつきがみられ、「全く知らない」との回答も17.7%あった。


北海道大野記念 透析情報一元管理表を作成

 西区の北海道大野記念病院(齋藤孝次理事長、入江伸介院長・276床)は、透析情報の一元化と共有へ、臨床工学技士が市販のアプリケーションを活用して透析患者管理表を作成。さまざまな職種が院内のどこにいても参照できるほか、検査数値などの経時的変化を自動でグラフ化するなど利便性に優れ、多くのスタッフに活用されている。


医業利益率が過去最低─20年度病院経営WAM決算分析

 福祉医療機構まとめの2020年度病院経営状況によると、貸付先一般病院(全病床に占める一般病床の割合が50%超)の医業収益対医業利益率は前年度から2.2ポイント低下のマイナス1.1%で、初のマイナスとなった。新型コロナウイルス感染症に係る診療報酬上の特例等で入院・外来単価とも上昇したが、患者数の大幅減が響いた。療養型病院(療養病床50%超)も3.7ポイント下落の2.1%、精神科病院(精神病床80%超)は1.3ポイント減の0.4%経常利益がマイナスとなった赤字病院の割合は、全ての病院類型で前年度より拡大した。


●23年度研修医 道内定員は434人以上に 各病院配分は4月末決定

●札幌市21年救急出動9.7%増加 19年水準近くまでアップ

●釧路三慈会 ロボット支援手術システムを更新 高速位置認識で自然な動き

●日病・公私連盟報酬改定説明会 3月10日にライブ開催

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