北海道医療新聞社

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週刊:北海道医療新聞

2022年(令和4年)2月4日付

オンライン診療の初・再診料新設へ 看護必要度で心電図モニター削除

 厚生労働省は、2022年度診療報酬改定の個別項目を中医協に提示した。新型コロナウイルス感染症対応について、外来は感染対策向上加算を新設、入院は3段階の同加算に改め、連携強化やサーベイランス強化の各加算を新設。高度かつ専門的な急性期入院では急性期充実体制加算、紹介受診重点医療機関における入院診療の評価を新たに設けるほか、紹介状なしで受診する場合等の定額負担徴収医療機関を一般病床200床以上の病院にも拡大する。診療側、支払側の両委員の意見隔たりが大きかった一般病棟用「重症度、医療・看護必要度(看護必要度)」の見直し、新設するオンライン診療の算定要件・施設基準・点数水準について、それぞれ公益裁定で合意了承した。


「妊孕性温存療法」促進へ 実施施設5医療機関指定 道が事業開始

 道は、小児・AYA世代のがん患者等へ、妊孕性温存療法の研究促進事業を開始した。治療実施施設として、札医大病院、手稲渓仁会病院、札幌厚生病院、斗南病院、神谷レディースクリニックの5医療機関を指定するとともに、医療従事者・相談員等の研修会をYouTubeで視聴できるようにして、広く普及促進を図っている。


根付きつつある在宅がん診療─札幌冬季がんセミナー

 新型コロナウイルス感染症の感染が急拡大する中、第36回札幌冬季がんセミナー「いまがんを考える2022〜withコロナ時代の最先端がん治療」(代表世話人・豊嶋崇徳北大血液内科学教室教授)が、昨年に続いてウェブ開催された。3つのセッションと2題の特別講演が行われ、在宅がん診療をテーマとしたセッションでは、道内の医師2人が地域における最前線の取り組みを紹介した。


札幌西円山 「つながる地域サポート部」新設

 中央区の札幌西円山病院(田中繁道理事長、浦信行院長・603床)は、地域住民と医療、介護、福祉のつながりを高めるためのネットワークづくりに向け、新部門「つながる地域サポート部」を設置した。さまざまな職種が専門性を生かして、地域資源と連携するため、新たな組織の形を目指し活動を開始した。


●卒前支援、独自枠も対象 地域枠キャリア形成プログラム 24年度適用へ─道検討委

●電子処方箋の運用費用 被保険者の公平負担を提案

●コロナ、偏在対策で追加も 臨床研修医23年度定員 上限とは別枠で

●北海道循環器 配食サービス一覧を作成 栄養士が実試食レポート

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