北大病原微生物学教室の福原崇介教授、同大腫瘍病理学教室の田中伸哉教授らは、東大医科学研究所の佐藤佳准教授が主宰する研究コンソーシアム(G2P─Japan)とともに、新型コロナウイルスの「デルタ株(B.1.617.2系統)」に特徴的なP681R変異がウイルスの病原性を増大させることを証明した。福原教授らが開発したウイルス人工合成技術を活用し、ハムスターを用いた感染実験では田中教授らが肺炎病理像の解析を担当しており、北大チームが研究の核となる重要な役割を果たした。論文は、英科学誌ネイチャー(オンライン版)に11月25日に掲載された。
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