北海道医療新聞社

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週刊:北海道医療新聞

2021年(令和3年)10月15日付

道内専攻医採用301人 21年度、前年度と同数

 道のまとめによると、2021年度に専門研修を開始した道内専攻医の採用数(4月1日現在)は、前年度と同数の301人になった。日本専門医機構が公表した3月末現在の内定者数から、内科・皮膚科・病理の3領域で各1人減、泌尿器科が1人増で、計2人減っている。19?20年度の初期研修医数306人の98%にあたる水準。新専門医制度が開始された18年度の専攻医採用数は288人だったが、19年度以降は3年連続で300人を上回っている。


5割強の病院が外国人患者受入れ コーディネーター配置2・6%

 厚生労働省がまとめた「医療機関における外国人患者の受入に係る実態調査」2020年度結果によると、外国人患者を受け入れている病院は5割強、拠点的な医療機関では8割強みられる一方、外国人患者受入れ医療コーディネーター配置は拠点的な医療機関で14・6%、全体では18年度1・7%、19年度2・1%、20年度2・6%とまだまだ少ないものの、着実に割合がアップしている。


札医大 金関G 新たな大腸がん抗原発見

 札医大病理学第一講座(鳥越俊彦教授)の金関貴幸講師を中心とする研究グループは、従来タンパク質をつくらないとされてきた大腸がんの非コードRNA(ncRNA)の一部が、断片的に翻訳されてがん細胞表面に提示され、免疫細胞(Tリンパ球)の標的となっていることを発見した。PVT1と呼ばれるこのncRNAの翻訳産物を標的に、mRNA技術を応用したがん予防ワクチンの開発が期待されている。


花川 離床センサー 解除基準を明確化 設置のためのシート活用

 石狩市の花川病院(竹川節男理事長、菅沼宏之院長・180床)は、回復期リハビリテーション病棟で用いている離床センサーの解除基準を、転倒転落アセスメントスコアシートを使って明確化し、患者の負担軽減につなげている。回復期リハ病棟は認知症の高齢患者が多く、ADL向上を目指す病棟であることから転倒リスクが高い。転倒対策として離床センサーを用いており、センサー設置の決定には点数で転倒危険度を評価する同スコアシートを活用している。


●過疎地域持続的発展方針策定 道「医療の確保」明記

●健保連 レセプト分析から次期報酬改定政策提言

●研究助成者を決定 寿原財団

●札幌南一条 コロナ禍の面会制限対策写真入りカード送付

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