北海道医療新聞社

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週刊:北海道医療新聞

2021年(令和3年) 8月27日付

医師少数区域へ51人派遣 道確保計画20年度全10圏域で実績

 道医対協の2021年度第1回「地域医療を担う医師の確保に関する検討委員会(地域枠医師キャリア形成支援検討委員会)」(座長・佐古和廣道医副会長)が書面開催され、道は道医師確保計画に掲載された医師少数区域の目標医師数に対する追加確保必要数に関連して、計画1年目の20年度の医師派遣等実績を示した。全10圏域で派遣実績があり、必要数の合計129人の約4割にあたる51人が派遣されていた。


道内赤十字病院20年度決算 コロナ補助金により利益率7.8%増

 日赤道支部がまとめた道内10赤十字病院の2020年度医療施設特別会計決算によると、医業外や付帯事業、特別利益を含む収益合計は6.1%増の669億9千万円、支出合計は2.4%減の617億9800万円で、51億9200万円の黒字となった。利益率は前年度のマイナス0.3%からプラス7.8%に好転した。全病院が新型コロナウイルス感染症の重点医療機関や協力医療機関の指定を受けており、コロナ補助金交付によって、大幅改善。その一方で、コロナの影響による患者減などにより、医業収益は27億5千万円の損失計上となった。


国立大学法人21年度交付金 旭医大、若手雇用が高評価

 文部科学省は、2021年度国立大学法人運営費交付金の「重点支援の評価結果」と「成果を中心とする実績状況に基づく配分」を公表した。重点支援評価では、全86法人が自ら設定した戦略の評価指標に基づく再配分率で、旭医大は現状維持の100%(前年度102.5%)、北大(全学)は102.5%(同100%)に増額となった。


日本医療大病院 移転開設 回復期リハ増床、地域医療充実へ

 豊平区の日本医療大病院(大友透理事長・92床)は、同区月寒東3条11丁目で進めていた移転新築工事を終え、1日にオープンした。年内に回復期リハビリテーション病棟を増床し、地域のかかりつけ病院としての機能を強化。敷地内に新設した老健、看護小規模多機能型居宅介護施設との連携も図っていく。


●病床機能報告21年度から コロナ患者対応報告求める
●医療機関の宿日直許可申請 チェックリストも盛り込む─厚労省が資料周知
●助成5件を追加採択─伊藤財団
●手稲渓仁会 不妊治療 総合的に提供 がん患者の妊娠も支援

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