北海道医療新聞社

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週刊:北海道医療新聞

2021年(令和3年)8月13日付 

第1部 働き方改革へ、着実に
多職種チームで勤務環境改善を促進

 医師に対する時間外労働上限規制の2024年度適用開始、タスクシフト/シェアを推進する医療関係職種の業務範囲見直し、新興感染症等の感染拡大時における医療提供体制確保への医療計画の位置付け、外来医療機能の明確化・連携へ外来機能報告制度の創設などに向けて、「良質かつ適切な医療を効率的に提供する体制の確保を推進するための医療法等の一部を改正する法律」(改正医療法)の運用が開始された。
 夏季特集号では、道内でいち早く働き方改革への対応に取り組んできた旭川赤十字病院はじめ、地域医療連携推進法人と歩調を合わせて働きやすい病院づくりに努める道立江差病院、従業員の健康管理を組織全体で経営的、戦略的に実践している医療法人渓仁会の動きを紹介。組織横断型の多職種チームで勤務環境改善を進める清水赤十字病院、感染対策強化を図って断らない救急医療の継続に力を注ぐ勤医協中央病院の姿を取材した。
 そのほか、コロナ対応や医療機関の影響などを、小熊豊全自病協会長と今眞人札医会長にインタビュー。連載企画の「和衷協同」では、高度な診断設備を用いた検診体制で地域医療に貢献しているLSI札幌クリニック、西胆振圏の循環器救急医療システム構築で成果を上げる製鉄記念室蘭病院の動きを取り上げた。

●旭川赤十字病院(旭川市) 医師の意識改革が第一歩 タスクシフトやIT積極活用
●道立江差病院(桧山管内) 地域医療連携推進法人が始動 将来ニーズを見据え再構築
●医療法人渓仁会(札幌市) 健康経営優良法人に認定 安心して働ける職場実現
●清水赤十字病院(十勝管内) 全職員が当事者意識 組織横断チームで連携・協力促す
●勤医協中央病院(東区) 断らない医療の継続へ 独自スコアで水際対策
●インタビュー 全自病協会長 小熊豊氏 医師の働き方改革 医療変える推進力に
        札医会長   今眞人氏 入口から出口まで 幅広い対応を整備
●和衷協同 LSI札幌クリニック(東区) 高度な診断設備 がん検診を啓発
      製鉄記念室蘭病院(室蘭市) クラウド型伝送システムを導入

 


第2部 緑陰随想




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