北海道医療新聞社

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週刊:北海道医療新聞

2021年(令和3年) 5月21日付

国への22年度予算提案要望 道保健福祉部関係は13項目

 道は、2022年度の国の施策及び予算に関する提案について、保健福祉部関係の重点要望として「感染症拡大防止対策の強化・充実」「誰もが安心できる医療の確保」「地域に必要な医師・看護職員の養成・確保」「高齢者がいきいきと健康に暮らすことのできる地域づくり」「少子化対策及び子どもの貧困対策の抜本的な強化・拡充」─の5項目、一般要望は8項目を予定している。


小児科・耳鼻咽喉科の受診控え深刻─日医診療所調査

 日医が公表した「新型コロナウイルス感染症の経営への影響調査」によると、2020年4月〜21年1月の1施設当たり医業収入増減額の累計は、有床診療所が前年度同比573.8万円、無床診療所が1091.7万円のダウンとなっており、5月を底に徐々に回復しつつあったが、11月に再び大きく落ち込み、特に無床診療所は1月まで依然改善していない状況だ。


術中モニタリング 適応広がり標準化進む 脳神経外科手術と機器学会

 第30回脳神経外科手術と機器学会(会長・三國信啓札医大脳神経外科学講座教授)が札幌市で開催された。三國会長はシンポジウムで、脳神経外科手術における脳機能マッピング・モニタリングのアンケート調査を基に「適応疾患が広がり、標準化は進みつつあるが、施設間で実施状況に大きな差異がある手術もみられる」と報告した。


柏葉脳神経外科 高度脳血管病センター開設 予防手術も実施へ

 豊平区の柏葉脳神経外科病院(寺坂俊介理事長・144床)は、高度脳血管病センターを開設した。中山若樹医師がセンター長に就任。専門外来を開設し、外科手術をはじめとする高度な集学的治療を展開していく。


花川病院 リハ教育に独自ツール活用 感染対策や業務効率化に

 石狩市の花川病院(竹川節男理事長、菅沼宏之院長・180床)は、新型コロナウイルス感染症の感染拡大が続く中、リハビリテーションスタッフの教育ツールとして、独自の指導チェックリストやリモート対応のフローチャートなどを作成。集団や対面を避けての教育を実現するとともに、業務の効率化につなげている。


●回復患者受入で二類加算3倍 個室加算を併算定可
●人間ドック学会施設 20年度健診収入 9割以上が減少見込み
●北大細胞生理 大場教授ら CML薬効診断薬 実用化へ 7月にもベンチャー設立
●製鉄記念室蘭病院 産科充実プロジェクト推進 LDR室開設、サービス拡充へ
●羊ヶ丘 足底腱膜炎に体外衝撃波併用 継続治療で痛み改善も

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