北海道医療新聞社

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週刊:北海道医療新聞

2020年(令和2年) 11月6日付

道医療計画中間見直し素案(案)了承 新興・再興感染症を追記

 道は、道総医協地域医療専門委員会(委員長・佐古和廣道医副会長)に、道医療計画(2018〜23年度)の中間見直し素案(案)を示し、おおむね了承された。「新型コロナウイルス感染症など新興・再興感染症」に対応した健康危機管理体制の強化を新たに加えるほか、介護施設・在宅医療の新たなサービス必要量の需要推計に基づいた「訪問診療」の圏域別暫定値も明らかにした。


受診への不安が7割―日医 コロナ禍の医療意識調査

 日医が実施した「日本の医療に関する意識調査」によると、新型コロナ感染症による生活様式の変化で、精神的不調を感じている人は35.6%、身体の不調を感じる人は20.7%に上り、医療機関の受診に不安を感じている人は69.3%と7割を占めていた。国民の心身の健康への影響対応が喫緊の課題になっているとして、必要な検査や確実な受診体制の必要性を訴える一方、58.6%が国の情報提供が迅速でなかったと回答していることから、秋冬の感染症に備え、国民へのタイムリーな情報提供が求められるとしている。


道内3大学増減なく327人 全国6校27人増で9357人に

 文部科学省は、防衛医大を除く全国81大学の2021年度医学部(医学科)入学定員について、前年度比27人増の9357人とする計画を公表した。4校が地域枠25人、1校が研究医枠1人、1校が不適切入試事案の臨時的措置に係る定員減の解消で1人を増員し、減らす大学はない。道内3医育大はいずれも増減なく、北大112人、旭医大105人、札医大110人の計327人。


札幌渓仁会リハビリ 院内認定制度を新設

 中央区の札幌渓仁会リハビリテーション病院(田中繁道理事長、横串算敏院長・155床)は、リハビリケアに対する専門性や看護の質を高めるため、回復期リハビリテーション看護師の院内認定制度を新設し、研修コースを開講した。


AIで3D画像自動作成 腰神経を精密に描出

 東区の札幌脊椎内視鏡・整形外科クリニック(長濱賢院長)は、富士フィルムが進めてきた、画像解析ソフトの製品化に協力。腰椎MRI画像から3次元の腰神経画像を自動作成する「AIを用いた画像解析ソフト」の開発につなげた。


●道コロナ対策 警戒ステージ2に引き上げ
●早急なPCR検査が有効 クラスター分析で提言
●大学病院の累積損益拡大―AJMC調査
●札幌ライラック 人工呼吸器離脱へ治療方針統一
●苫小牧市 「シルバーリハビリ体操」開始

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