北海道医療新聞社

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週刊:北海道医療新聞

2020年(令和2年) 10月30日付

20年度医師マッチング 7年連続で300人超

 医師臨床研修マッチング協議会が公表した2020年度マッチング結果によると、本道は参加57病院(前年度比3病院増)、募集定員454人(8人減)に対し、内定者数は29人減の322人となった。7年連続300人台となったが、7年間では最も少ない。臨床研修病院の内定者数は過去最多だった前年度を1人上回る252人、全体に占める割合も過去最高の78.3%(6.8ポイント増)に達する一方、3医育大は計30人減の70人(30人減)で、10年度の81人を下回って過去最少だった。


人材紹介手数料が経営圧迫 「高い」99%

 福祉医療機構(WAM)の「病院の人材紹介手数料に関するアンケート調査」によると、7割以上の病院が人材紹介会社を利用しているが、支払手数料に対して99%が「高い」と認識し、サービス内容については「不満」が7割近くを占めた。また、一般病院の医業収益対医業利益率(経営分析参考指標18年度決算)が1.8%に対し、医業収益に占める人材紹介手数料の割合は0.38%で、経営上の負担となっていることが分かった。


マッチング大学病院結果 旭医大2年連続で出身者100%

 医師臨床研修マッチング協議会が公表した2020年度マッチ結果で、防衛医大を除く全国81大学病院本院は、募集定員3849人(前年度比126人減)に対し、内定者数も126人減の2804人、定員充足率は72.9%(1.0ポイント減)だった。道内3医育大は定員138人(19人減)、内定者数が過去最少の70人(30人減)、充足率は全国平均より20ポイント以上低い50.7%(13.0ポイント減)。


北海道医療センター 神経筋・成育センター開設

 西区の北海道医療センター(菊地誠志院長・672床)は、渡島管内八雲町・国立八雲病院から筋ジストロフィーと重症心身障害患者を受け入れ、隣接地に5階建ての「神経筋・成育センター」を開設した。
 廃止となった八雲病院の石川幸辰院長が副院長、石川悠加診療部長が神経筋・成育センター部長にそれぞれ就任。筋ジス116床、重度心身障害56床の計172床を移設し、筋ジス病棟を2階と3階(各58床、短期入所・空床型2床)、重度心身障害病棟を4階(56床、同4床)に配置した。


●18年度社会保障給付費 1.1%増の121兆5408億円
●加算や要件の見直しへ 介護報酬改定で訪問看護・リハ
●北大 融合研究へ交流深める―部局横断シンポ開催
●手稲渓仁会 喉頭全摘患者に独自プロトコル

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