道総医地域医療専門委員会(委員長・佐古和廣道医副会長)が開かれ、道は都道府県医療計画の一部として策定する「外来医療計画」骨子案を提示した。医療機関間の役割分担・連携の推進や外来医療機能に関する情報の可視化、新たに診療所を開設する医師等への情報提供など、診療所が比較的少ない地域における診療従事を促すとともに、医療機器の効率的な活用も進める。計画期間は2020?23年度の4年間で、24年度以降は3年ごとに見直し、目指すべき姿を具現化させていく。
本道は、人口減少や高齢化の進行、医師等の医療従事者の地域偏在、医師の働き方改革の実現などの課題を抱えている。道内21圏域の地域医療構想調整会議で、急性期機能の集約化や医療機関の再編統合など入院医療の議論が進む中、効果的な医療提供体制構築に向けて、中核的医療機関に外来患者が集中する状況の改善、外来医療の機能分化、「かかりつけ医」確保、在宅医療提供や初期救急医療体制整備など、必要な施策を進めていく。
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