道は、地域の薬剤師が在宅高齢者の残薬管理等をサポートする「高齢者医薬品適正使用推進事業」を10月から開始する。道薬(竹内伸仁会長)に委託し、小樽、北見、砂川、名寄の4市で、来年3月末まで行う予定だ。 道内の2017年度医療費は2兆1,149億円で、このうち18.2%、3,854億円が調剤費。飲み忘れや思い違い、重複投薬等から発生している残薬問題の解消に向けて、医薬品や医療費の適正化を図る。 小樽、北見、砂川を適正使用推進モデル地区とし、重複投薬をはじめ、高血圧や糖尿病などにより長期処方を受けている在宅高齢者を対象に、残薬を回収するブラウンバック運動(1薬局60袋程度を予定)を実施。 |