平成から新元号への幕開けとなる2019年。新しい医療計画、介護保険事業(支援)計画に沿った施策が推進され、地域医療構想では調整会議協議会が新たに組織されるなど、21圏域ごとの協議も進んでいる。医師の偏在解消や働き方改革をはじめ、地域における医療提供体制の整備を目的にした医師確保計画の策定、地域医療支援病院の要件見直しなど、医療を守り支えるための議論がさらに本格化していく。 新春特集号では、道内に大きな爪痕を残した胆振東部地震の被災地支援や医療機関の活動を取材。診療報酬・介護報酬同時改定で、再編が行われた急性期、地域包括ケア、回復期リハビリテーション病棟を運用する病院の動向、新たに設けられた介護医療院を取り上げた。「和衷協同」は、病院から無床診療所への機能転換、一度離れた地に戻って開業した医師が地域医療を支える姿をピックアップした。 【胆振東部地震】 ●むかわ町鵡川厚生病院 ●苫小牧市立病院 ●札幌北楡病院(白石区) ●道DMAT ●道内透析施設調査 【急性期】 ●斗南病院(中央区) 【回復期リハビリテーションと介護医療院】 ●札幌渓仁会リハビリテーション病院(中央区) ●末広中央介護医療院(旭川市) 【地域包括ケア】 ●共愛会病院(函館市) 【和衷協同】 ●丸瀬布ひらやま医院(遠軽町) ●幌加内町立幌加内診療所 |